通算159発ヘルナンデスがド軍入団会見　大谷翔平ら共闘で「欲しいものが手に入る」

「行きたかったのは勝てるチーム、プレーオフで戦えるチームだからね」

　ドジャースと1年2350万ドル（約34億5900万円）で契約を結んだテオスカー・ヘルナンデス外野手は16日（日本時間17日）、オンラインで入団会見を行った。複数年契約と見られていたが、単年契約での入団。「ドジャース入団は難しい決断ではなかった。ドジャースに行くことで欲しいものが手に入る。行きたかったのは勝てるチーム、プレーオフで戦えるチームだからね。僕を成長させてくれるいい球団に入りたかったんだ」と決断の理由を語った。

　31歳のヘルナンデスは通算159本塁打を誇る右の強打者。ドジャースでは大谷翔平をはじめ、ベッツ、フリーマンらと強力打線を形成する。ブルージェイズ時代の2021年にはゲレーロJr.らと打線を組み、打率.296、32本塁打、116打点とキャリアハイをマークした。

「（ブルージェイズで）打席に立つ時は他の選手が出塁していた。だから我慢強くなったと思う。なぜなら、投手は甘い球を投げてこないからね。この（ドジャース）打線にはムーキー（ベッツ）やフリーマン、オオタニ、マンシーがいる。彼らから学べると思う」。相乗効果を期待した。

　大谷とは初選出となった2021年のオールスター戦でベンチ内でビデオ通話を行った。また、マリナーズ時代の昨季に大谷から死球を受けた際には、二刀流の謝罪に対して紳士的な対応を見せて話題となった。昨季はマリナーズで160試合出場して打率.258、26本塁打、93打点。シルバースラッガー賞に2度輝いている。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）