賠償金15億円の可能性も…元中日助っ人が亡命で手に入れた47億円 掴んだ“大型契約”

キューバ代表としてWBCにも出場したジャリエル・ロドリゲス【写真:Getty Images】
キューバ代表としてWBCにも出場したジャリエル・ロドリゲス【写真:Getty Images】

元中日ロドリゲスがブルージェイズと4年総額47億4100万円で契約合意

 元中日のジャリエル・ロドリゲス投手が17日(日本時間18日)、ブルージェイズと4年3200万ドル(約47億4100万円)で契約合意したと海外メディアが報じた。昨春のWBC後に亡命したと報じられてから約1年。年平均12億円近い大型契約を勝ち取った。

 ロドリゲスは昨春のWBCでキューバ代表として出場したが、大会終了後に来日せず。メジャー契約を目指して亡命したとされていた。ロドリゲスは中日と2023年から2年契約を結んでいたため、キューバ野球連盟が「中日、選手、そしてキューバ野球連盟(FCB)との間に合意された2023-2024年の契約について重大な違反があった」と声明文を出していた。

 キューバ共産党中央委員会の公式機関「グランマ」の報道によれば、選手は契約破棄した場合はFCBから1000万ドル(約14億8200万円)の賠償金が科される旨が契約書に明記されていた。しかし、その後、昨年10月6日には中日から自由契約となり、メジャー球団による争奪戦が始まった。

 ロドリゲスは海外メディアのインタビューで「MLBでプレーするというとても大きな夢があったし、それを実現させたかった」と語っていた。現時点で実際に賠償金が科されるかは不明。しかし、賠償金の3倍以上の大型契約をつかんだことになる。

(Full-Count編集部)

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