日本一より難しい…阪神に続く「37年ゼロ」 最強助っ人が最後、12球団ワーストの記録

阪神・佐藤輝明【写真:中戸川知世】
阪神・佐藤輝明【写真:中戸川知世】

阪神は1986年のバースを最後に本塁打王が出ていない

 プロ野球の2023年シーズンは、セ・リーグが巨人の岡本和真内野手が41本、パ・リーグはソフトバンクの近藤健介外野手、楽天の浅村栄斗内野手、ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手が26本で本塁打王に輝いた。ポランコは球団として1986年以来37年ぶりの本塁打王。これまでロッテと阪神が並んで12球団で最も遠ざかっていたタイトルだが、これで阪神が単独の“ワースト”となった。

 1986年のロッテは50発を放った落合博満内野手が打率.360、116打点で2年連続の3冠王に輝き、それまでの“球団最後の本塁打王”だった。一方で阪神も同じシーズンにランディ・バース内野手が打率.389、47本塁打、109打点で3冠王を達成。阪神には最強助っ人以降、ホームランキングは誕生していない。

“不運”なのは2010年のクレイグ・ブラゼル内野手で、シーズン47本塁打を記録したが、巨人のアレックス・ラミレス外野手が49本塁打をマークし阻まれた。ちなみにパ・リーグはオリックスのT-岡田外野手の33本塁打が最多だった。

 昨季は38年ぶりの日本一となった阪神。広い甲子園が本拠地ということもあってか“縁のない”本塁打王。ブラゼル以降は2020年の大山悠輔内野手の28本がチーム最多。昨年は佐藤輝明内野手の24本が最も多かった。

【一覧】阪神は37年間出てこず…ロッテは最下位“脱出” 各球団、最後のHR王獲得選手

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