大物加入で大混戦…元MVPも正念場か 若手台頭で熾烈な外野手争い、阿部新監督の選択は

巨人のルーグネッド・オドーア、丸佳浩、秋広優人(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史】
巨人のルーグネッド・オドーア、丸佳浩、秋広優人(左から)【写真:Getty Images、荒川祐史】

巨人がメジャー178発のオドーアを獲得

 巨人は22日、ルーグネッド・オドーア外野手の獲得を発表した。メジャー通算178本塁打を誇る大砲は、これまで主に二塁を守っていたが、巨人では外野手登録。若手も台頭してきた中で熾烈な外野手争いが繰り広げられそうだ。

 昨季、外野最多出場は丸佳浩外野手で右翼で75試合、中堅で48試合に出場した。しかし、打率.244、18本塁打、47打点は巨人移籍後いずれもワースト。広島時代の2017年、2018年に2年連続MVPを獲得した好打者の復活が期待される。

 若手では秋広優人内野手が後半戦は左翼のポジションを奪った。121試合に出場し、10本塁打41打点の好成績。他にも2022年のドラフト1位、浅野翔吾外野手や萩尾匡也外野手らも今季はレギュラーを虎視眈々と狙う。また、昨秋のドラフト3位で入団した佐々木俊輔外野手(日立製作所)もキャンプ1軍でスタートする。

 正念場に立たされるのはベテラン勢か。梶谷隆幸外野手は昨季、102試合に出場し打率.275と復活。しかし、キャンプは2軍スタートとなった。オコエ瑠偉外野手も移籍1年目は開幕スタメンを勝ち取るなど上々のスタートだったが、徐々に失速。41試合の出場にとどまった。

 他にも長野久義外野手、松原聖弥外野手らの存在も。強力助っ人の加入で争いは激化。阿部慎之助新監督はどの3人を選ぶだろうか。

(Full-Count編集部)

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