セの安打製造機、甲子園のヒーローら加入 由伸ら流出も…リーグ4連覇へ整った陣容

ネフタリ・ソト、山川穂高、吉田輝星(左から)【写真:荒川祐史、藤浦一都、真柴健】
ネフタリ・ソト、山川穂高、吉田輝星(左から)【写真:荒川祐史、藤浦一都、真柴健】

ロッテは昨季ヤ軍で31登板のコルデロ、セで2度HR王のソトらを補強

 各球団が着々と戦力補強を進めたこのオフ。昨年パ・リーグのAクラスに入った3球団はどうだろうか。リーグ4連覇を目指すオリックス、19年ぶり優勝を目指すロッテ、小久保裕紀監督が就任したソフトバンクに加入した選手たちをまとめた。

○ロッテ 昨季、最優秀中継ぎに輝いたロイス・ペルドモ投手が自由契約となったが、メジャー通算114登板のジミー・コルデロ投手が加入した。2023年はヤンキースで31試合、3勝2敗8ホールド、防御率3.86、WHIP1.07の成績だった。

 野手ではDeNAからネフタリ・ソト内野手が移籍。2018年、2019年にセ・リーグ本塁打王に輝くなど、DeNA在籍6年で161本塁打を記録している。残留したグレゴリー・ポランコ外野手との“本塁打王コンビ”で得点力アップを目指す。現役ドラフトで加入の愛斗外野手は昨季、ZOZOマリンスタジアムで13打数5安打、打率.385をマークし、守備でもライトゴロに仕留める好守を見せた。

FA権を行使した西川龍馬はオリックス、山川穂高はソフトバンクに移籍した

○オリックス リーグ4連覇に挑む今季は西川龍馬外野手を獲得して打線を強化した。2015年ドラフト5位で広島に入団した西川は打率3割を4度マークした好打者。昨季はセ・リーグ2位の打率.305を残し、自身初のベストナインに選出された。

 投手では、ロッテからルイス・カスティーヨ投手が移籍。対戦防御率1.72とオリックスに好相性だった右腕が、今季は味方になる。山本由伸投手と山崎福也投手の退団により空いた先発ローテーションの一翼となることが期待される。また、日本ハムからトレードで吉田輝星投手を獲得。かつての“甲子園のスター”は新天地で輝きを取り戻せるか。

○ソフトバンク 昨季はリーグ2位の打率.248、OPS.679、同1位の513打点、536得点をマーク。本塁打王に3度輝いている山川穂高内野手、巨人で2022年に23本塁打を記録したアダム・ウォーカー外野手が加入し、さらなる打線強化となった。新人では2022年選抜高校野球で優勝に貢献した左腕・前田悠伍投手がドラフト1位で入団した。

(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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