363億円契約直後から始まった“大失速” 4年で半分以下…エ軍「3.1」の悲劇

エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】
エンゼルスのアンソニー・レンドン【写真:Getty Images】

レンドンはエ軍加入後のWARは「3.1」…ナショナルズ所属最終年の半分以下に

 エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手は2019年オフにナショナルズから7年総額2億4500万ドル(約363億円)で加入したが、2020年以降、60試合以上出場したシーズンはない。4年間で200試合の出場にとどまり、エンゼルス加入後の通算WAR(ベースボール・リファレンス版)は「3.1」となっている。

 レンドンは2013年にナショナルズでデビュー。2019年には打率.319、34本塁打、126打点で打点王に輝いた。ポストシーズンでも打率.328、5本塁打、15打点、OPS1.003の好成績を残し、球団初のワールドシリーズ制覇に貢献した。

 しかし、大型契約でエンゼルス加入後は怪我に苦しみ、4年間で計200試合の出場にとどまった。打率も.249、OPS.758と低迷している。加入後に積み上げてきた勝利貢献度WARはわずかに「3.1」。ナショナルズ最終年の2019年に記録した「7.1」の半分以下にとどまっている。

 エンゼルスは今オフに大谷翔平投手がドジャースへ移籍。新たに就任したロン・ワシントン監督も正三塁手としてレンドンの起用を示唆している。今季こそ、エンゼルスファンの期待に応える活躍を見せたいところだ。

(Full-Count編集部)

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