大谷翔平が呼び起こす43年ぶりの“旋風” 元エ軍監督も証言「信じられない注目浴びる」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

米メディアが大谷とレジェンドのフィーバーぶりを比較

 ドジャースに入団した大谷翔平投手が、43年前に伝説的プレーヤーが巻き起こした熱狂的旋風を“再現”するのではと、米メディア「メッセンジャー・スポーツ」が18日(日本時間19日)に報じた。

 ドジャースでは1981年に開幕8連勝を飾るなどワールドシリーズ制覇に貢献し、この年のサイ・ヤング賞と新人王を獲得したフェルナンド・バレンズエラ投手の活躍とファンの熱狂ぶりを“フェルナンド・マニア”現象と称し、今や伝説と化している。

 同メディアでは、大谷がエンゼルスに入団した際の監督で、“フェルナンド・マニア”現象の当時に捕手としてバッテリーを組んだマイク・ソーシア氏のコメントを紹介。

「フェルナンド(バレンズエラ)が登板するときは、ドジャースタジアムの熱気が凄かった。南カルフォルニアだけでなく、球界全体に旋風を起こした。彼は南カリフォルニアのラテン系のファンだけでなく、ドジャースファン全体のヒーローになった」。続けて「ショウヘイには信じられないほどの注目が集まる。でも、彼は期待に応えるだけの才能を持っている」と語った。

元ド軍実況も大谷の入団会見に「今までに見たことのないような光景」

 また、ドジャースのスペイン語実況を務めた経験を持つ88歳のハイム・ジャリン氏は「65年間ドジャースに勤めてきたけど、昨年12月14日(日本時間15日)の記者会見は今までに見たことのないような光景だった。外国メディアで多くの人がいた。信じられなかった。“フェルナンド・マニア”が一番近い光景だった」。

 ジャリン氏はグッズショップで日本人、アジア人のファンの数に驚愕。「クレイジーだった。オオタニTシャツにとんでもないお金をつぎ込んでいた。しかも、東アジアを旅行している私の知り合いによると、今までヤンキースのロゴが一番人気があったけど、今では日本や韓国ではドジャースのロゴが一番人気があると言っていた」。

 さらにかつてトルネード投法で「ノモマニア」と呼ばれた旋風を起こした野茂英雄氏のフィーバーを回顧しつつ同氏は「(野茂は)フェルナンド(バレンズエラ)に及ばなかった。そして、オオタニが来るまでフェルナンド(旋風)が一番だった。(大谷旋風は)大規模なものになる」と大谷の“フェルナンド超え”も予言した。

 同メディアのクリスチャン・レッド記者は「43年経ってドジャースに新たなマニア(旋風)が巻き起こるかもしれない」と記し、まだ1打席にも立っていない大谷が起こすであろうムーブメントに期待していた。

(Full-Count編集部)

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