栄冠に輝いても結局流出…残るは1人のみ リーグ最多22度も、西武の悲しき“歴史”

ソフトバンク・山川穂高、西武・中村剛也、楽天・浅村栄斗(左から)【写真:藤浦一都、小林靖、荒川祐史】
ソフトバンク・山川穂高、西武・中村剛也、楽天・浅村栄斗(左から)【写真:藤浦一都、小林靖、荒川祐史】

現役最多本塁打を放つ中村剛也は本塁打王6度、打点王4度輝いている

 西武は山川穂高内野手が国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクへ移籍したことで、2000年以降の打撃3部門(打率、本塁打、打点)のタイトルホルダーで、チームに残っているのは本塁打王6度、打点王4度の中村剛也内野手のみとなった。

 同年以降の西武でタイトル獲得者は8選手おり、リーグ最多22度を誇るが、本塁打王3度、打点王1度の山川は昨年オフに国内フリーエージェント(FA)権を行使してソフトバンクへ。本塁打王2度のアレックス・カブレラ内野手は2008年にオリックス、2005年首位打者の和田一浩外野手も同年に中日へFA移籍した。

 2度の打点王の浅村栄斗内野手は2019年に楽天へ。2017年の首位打者となった秋山翔吾外野手は2020年に海外FA権を行使しレッズに移籍。2019年に首位打者となった森友哉捕手は昨季からオリックスでプレーしている。

 2021年シーズン途中にコロナ禍を理由に家族とともに過ごしたいという理由で退団した2014年本塁打王のエルネスト・メヒア内野手の特別な事情を除けば、過去8人のうち6選手が他球団へ移籍した、ということになる。

 現役最多の471本塁打を誇る40歳の中村は生涯西武を公言しているが、西武でキャリアを終えるのではなく、続々と抜けていくタイトルホルダー。新たな打線の中軸が出現しても、ファンは気を揉むのではないだろうか。

(Full-Count編集部)

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