FAで加入の山川穂高はA組スタート ソフトバンクが春季キャンプの組み分けを発表

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:藤浦一都】

ルーキーはドラ1前田ら5人がB組スタート、育成選手4人がA組に抜擢

 ソフトバンクは26日、2月1日から宮崎市とファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で行われる春季キャンプの組み分けを発表した。この日、福岡市内のホテルで監督コーチ会議が行われ、キャンプの組み分けなどを決定。主力組が集うA組には投手23人、捕手4人、内野手9人、外野手7人が入った。

 西武からFA権を行使して加入した山川穂高内野手はA組からのスタートに。会議を終えた小久保裕紀監督は「球団もしっかり調査しながら、フェニックスリーグもずっと付いていった中で、実戦から離れていたとしても、十分に1軍の戦力として期待できるというところからのスタート」と語った。

 山川は昨年5月に強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴に。公式戦出場停止処分を受けたが、10月に行われた秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」で実戦に復帰していた。1軍の主力級投手との対戦からは遠ざかっているものの、ソフトバンクの入団会見では「目とか感覚は一瞬ですぐ慣れるものではある」と語っていた。

 小久保監督も山川本人と電話で連絡を取り合ったことを明かし「全然いつでも行けますという感じで。フェニックス終わってもほとんど休まず、ずっと動いてたんでって言ってましたよ」と語る。しっかりと練習を詰めていることも踏まえて、A組でのスタートを決めた。

 昨年のドラフト会議で指名されたルーキーのA組抜擢はなし。1位の前田悠伍投手、2位の岩井俊介投手、3位の廣瀬隆太内野手、4位の村田賢一投手、6位の大山凌投手の5人は宮崎でのB組スタートになった。育成選手で中村亮太投手、仲田慶介外野手、川村友斗外野手、緒方理貢内野手の4人がA組に抜擢された。

○A組メンバー
(投手)
カーター・スチュワートJr.、津森宥紀、又吉克樹、東浜巨、有原航平、武田翔太、和田毅、大津亮介、石川柊太、リバン・モイネロ、尾形崇斗、杉山一樹、大関友久、藤井皓哉、松本晴、板東湧梧、ロベルト・オスナ、長谷川威展、ダーウィンソン・ヘルナンデス、松本裕樹、笠谷俊介、木村光、中村亮太

(野手)
甲斐拓也、谷川原健太、海野隆司、渡邉陸、川瀬晃、今宮健太、中村晃、牧原大成、栗原陵矢、山川穂高、井上朋也、野村勇、仲田慶介、近藤健介、柳田悠岐、周東佑京、アダム・ウォーカー、柳町達、緒方理貢、川村友斗

【一覧】FA加入・山川はA班、新人全員がB班に ソフトバンク2024春季キャンプメンバー

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