2軍で防御率1.16でも戦力外…主力も放出 ドラ1にも無い居場所、熾烈な鷹の救援争い

ソフトバンク・松本裕樹、津森宥紀、大津亮介(左から)【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松本裕樹、津森宥紀、大津亮介(左から)【写真:藤浦一都】

椎野、高橋純は戦力外、甲斐野は人的補償で西武移籍…泉はトレードで巨人へ

 ソフトバンクは今オフも山川穂高内野手をFAで獲得するなど大型補強を敢行している。救援陣では守護神のロベルト・オスナ投手と4年契約に合意。層の厚さは球界屈指で、2軍で好成績を残してもオフに戦力外通告を受けた選手もいた。

 昨季チーム最多登板は津森宥紀投手の56試合だった。セットアッパーとして、4勝4敗22ホールド、防御率3.51をマーク。他にも松本裕樹投手が50試合以上登板するなど、4投手が40試合以上に登板した。

 一方、2軍では29試合で防御率1.16と圧倒し、1軍でも11試合で防御率3.86とまずまずの成績を残した椎野新投手は戦力外に。現役続行を希望していたが、球団職員に転身した。2015年ドラフト1位、高橋純平投手も現役を引退した。

 2022年に1軍で30試合に登板した泉圭輔投手は昨季3試合登板にとどまり、巨人へトレード移籍。2018年ドラフト1位の甲斐野央投手は46試合で3勝1敗2セーブ8ホールドで防御率2.53の成績を残したが、山川の人的補償で西武へ移籍した。

 昨季はドラフト2位ルーキーの大津亮介投手が、シーズン後半からセットアッパーを任されるなど台頭。そのため、2軍で41試合に登板し、防御率0.98と圧倒した尾形崇斗投手も1軍では12試合にとどまった。ソフトバンクの救援争いは今季も激戦が予想されそうだ。

(Full-Count編集部)

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