トラウトのコンバートをエ軍GM否定 170キロ強肩外野手を獲得も「中堅を守る」
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中堅トラウトは故障がち、ヒックスは170キロを記録した強肩が武器
エンゼルスは29日(日本時間30日)、オリオールズからFAとなっていたアーロン・ヒックス外野手と1年契約を結ぶことで合意したと発表した。MLB公式サイトによると、年俸74万ドル(約1億900万円)。ペリー・ミナシアンGMはマイク・トラウト外野手を中堅からコンバートする可能性を否定したという。米メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者ら米複数メディアが伝えた。
32歳のトラウトは2年目の2012年から主に中堅手としてプレー。中堅以外のポジションで出場したのは、2013年に左翼手として47試合に出場したのが最後。それでも、近年は故障に悩まされており、中堅からコンバートさせるプランが度々指摘されていた。ブラム記者は「ペリー・ミナシアンGMはトラウトが中堅を守ると話した。トラウトの転向案について話し合ったか答えることは避けた。驚きはないが、これが現状のプランだ」。
通算108本塁打を誇る34歳のヒックスは昨年5月下旬にヤンキースから“戦力外”となったが、オリオールズ移籍後に復活。65試合で打率.275、7本塁打、31打点とまずまずの成績を残した。かつて外野からの送球で170キロを記録した強肩が武器。オリオールズでは中堅手としては37試合に出場している。
エンゼルスの40人枠にはミッキー・モニアック、テイラー・ウォード、ジョー・アデルと外野手が揃っている。まずは中堅・トラウトとしてキャンプインすることとなりそうだ。
(Full-Count編集部)
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