バウアー「最低年俸でもMLBで」 いまだ去就未定…自覚する“契約のリスク”

DeNAから自由契約となっているトレバー・バウアー【写真:矢口亨】
DeNAから自由契約となっているトレバー・バウアー【写真:矢口亨】

去就が決まらぬバウアー、ポッドキャスト番組に出演

 昨季DeNAでプレーしたトレバー・バウアー投手が起業家兼作家のパトリック・ベット・デービッド氏が司会を務めるポッドキャスト番組「PBD Podcast」に出演。「リーグ最低年俸(74万ドル=約1億840万円)のインセンティブ付きでプレーする準備はできている。私はまだ最高の投手の1人だと証明する為に、(MLBで)投げる機会が欲しいだけだ」と、MLB復帰への意欲を語った。

 昨季はDeNAの外国人投手史上最多タイとなる10勝(4敗)、防御率2.76、130奪三振をマーク。今オフにはメジャー復帰を目指して交渉を進めていたが、いまだチームからの獲得発表はなく、契約先を模索中だ。

 ドジャース時代の2021年には、性的暴行などの疑いで女性から訴えられて出場停止処分を受けるというスキャンダルもあった。バウアーは「私は他のFA選手とは状況が少し違う。なぜなら能力が問題ではないし、お金が問題でもない」と、契約のネックになっている部分は自覚しているようだ。

「私と契約することに(球団は)リスクを感じることは理解している。両者が納得する契約を結びたい。なので私はリーグ最低年俸のインセンティブ付きでプレーしたい。世界で最高のピッチングをすれば(私は)収入を得られるし、そうでなければチームにとってはノーリスクだ。なので、これは能力やお金の問題ではなく、世論がどう反応するかという問題だと思う」

 司会者から「世論はどういうことに問題を感じている?」と問われると、「まず、私と契約すると(チームが)女性を軽視しているように見られてしまうこと」「考え方は人それぞれだから、チーム内の文化を乱す可能性があること」「スポンサーが辞退する可能性があること」と説明した。

(Full-Count編集部)

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