CY賞右腕手放したのに「見返り不十分」 1年でFAも…交換相手に騒然「詐欺だ」

オリオールズにトレード移籍したコービン・バーンズ【写真:Getty Images】
オリオールズにトレード移籍したコービン・バーンズ【写真:Getty Images】

1年でFAとなるCY賞右腕を獲得…対価は若手2選手とドラフト指名権

 2021年にサイ・ヤング賞に輝いたブルワーズのコービン・バーンズ投手が、オリオールズにトレードされると、1日(日本時間2日)に複数の米メディアが伝えた。ブルワーズには遊撃手のジョーイ・オルティスと左腕のDL・ホール、2024年のドラフト34位指名権が譲渡されるが、ファンからは「たったそれだけ?」「有り得ない」と交換相手に納得行かない声も多く上がっている。

 29歳のバーンズは、2021年に11勝5敗、リーグトップの防御率2.43をマークしてサイ・ヤング賞を受賞。翌2022年も最多奪三振のタイトルを獲得した。バーンズは2024年オフにFAとなってしまうため、1年のみのプレーとなる可能性が非常に高いが、昨季東地区を制覇したオリオールズは、連覇へ向けて頼もしいエース級の投手を補強した。

 交換相手となった2選手は、期待の選手ではあるが、プロスペクトランキングでも上位の選手ではない。米メディア「CBSスポーツ」は今回のトレードを評価し、バーンズを獲得したオリオールズに「A」、ブルワーズに「C」とランク付けした。

 ブルワーズについて同記事では「このトレードでの見返りはやや不十分と受け止められ、最後のピースが1つ欠けていたように感じられる」と、ブルワーズが受け取った対価が見合っていないと指摘。ファンからも「冗談だろう」「オリオールズがオフシーズンに勝利した」「安すぎない?」「これは笑えない」「サイ・ヤング賞のエースを、中レベルの2人の有望株とトレードしたと言うのか?」「すごい詐欺だな」と疑問の声が上がっていた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY