33HRも…大谷翔平加入で“再契約なし” 迫るリミット、強打者が強いられた職探し
いまだ去就が決まっていないJD・マルティネス
ドジャースが大谷翔平投手を獲得した裏で、昨季まで指名打者を務めたJD・マルティネス外野手はいまだ去就が決まっていない。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者によるとメッツとの話し合いが行われているが、契約に近付いているわけではなさそうだ。
マルティネスは昨季、ドジャースと1年契約を結んでプレー。主に指名打者で113試合に出場。打率.271、33本塁打103打点、OPS.893の好成績を残していた。しかし、チームからはクオリファイングオファー(QO)を提示されず。そのままFAとなっていた。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」のアンソニー・フランコ氏は、「契約合意が間近だったり、必ずしも可能性が高いという兆候はないが、ベテラン打者たちの市場を引き続き評価している」とメッツの現状を紹介。記事の中ではマルティネスにも触れ、「通常のオフシーズンであればクオリファイングオファーを提示されていたかもしれない」と、大谷獲得による影響を説明している。
昨季は打撃で好成績を残し、FA市場の野手の中ではトップクラスの打撃力を持つが、懸念点も挙げられている。「彼は8月で37歳になり、事実上DHに限定されている。マルティネスは決して優れた守備をする外野手ではなく、過去2シーズンで左翼での先発は1試合のみだった」と指摘。まもなくキャンプインとなるが、ポジションがDHに限定される点と、年齢面を考慮し、獲得に手を挙げる球団は現れるだろうか。
(Full-Count編集部)