松井秀喜氏が秋広絶賛「素材は素晴らしい」 昨年の印象には本音「“デカい”しかない」

トークショーに登場した松井秀喜氏【写真:小林靖】
トークショーに登場した松井秀喜氏【写真:小林靖】

星稜高の後輩、山瀬には「ジャイアンツの正捕手を狙ってほしい」

 巨人の宮崎キャンプで松井秀喜臨時コーチ(ヤンキースGM付特別アドバイザー)が10日、サンマリンスタジアム宮崎に隣接するイベントスペースで、トークショーに出演。能登半島地震の被災者支援募金活動にも参加した。

 宮崎キャンプ参加初日の松井氏はトークショーで、巨人の背番号55の後継者である身長200センチの有望株・秋広優人内野手について「あの体、あのパワーですから、これからどんどん成長していくと思います。持っている素質、ポテンシャルは素晴らしい」と指摘した。

 松井氏は昨年、東京ドームでの試合で始球式を務めた際にも、秋広と対面している。「去年の印象は“デカい”しかない。今年初めて、ゆっくり見ています」と笑わせ、「しっかり自分のバッティングを作り上げ、どうしたら試合に出られるかを自分でつかんでいってほしい。私も数日間で、感じることを伝えていきたいと思います」と述べた。

 一方、石川・星稜高の後輩に当たる山瀬慎之助捕手についても「ジャイアンツの正捕手を狙っていってほしい」と言及。トークショー前のフリー打撃の際には、秋広にも山瀬にも、直接アドバイスするシーンがあった。

 また、その場で能登半島地震被災者支援の募金活動も行われ、松井氏は募金したファン1人1人とハイタッチをかわした。被災地の石川出身の松井氏は改めて「映像で見る被害の大きさに心を痛めています。石川の人たちが前を向いて立ち上がっていくのを、われわれもしっかりサポートしていきたいです」と語った。松井氏は13日まで4日間指導にあたる予定だ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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