大谷翔平は「もっと話すべき」 ジーターが示していた“お手本”…同僚の負担減らす最善策

取材を受けるドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
取材を受けるドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷自身が情報発信することで「チームメートの負担を減らす」

 大谷翔平投手、山本由伸投手が加入したドジャースのスプリングトレーニングは、空前の盛り上がりを見せている。報道陣が多数集結し、大谷の一挙手一投足を追っている。日々情報を求めるメディアに対して、どんな対応が適切なのか。元メジャーリーガーはヤンキース大スターだったデレク・ジーター氏が現役時に取った手法を勧めている。

 米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」では、大谷がメディアにどう対応していくべきかを議論。元メジャー捕手のエリック・クラッツ氏は「もっと話すべき。特に話すことがなくても、広告面でナンバー1の選手が話せば大きな助けになる。チームメートの負担を減らすことで、彼らを助けることができる。大事なことだと思うよ」と述べた。

 ホワイトソックスなどで活躍し、レンジャーズ時代にはダルビッシュ有投手(パドレス)ともバッテリーを組んだAJ・ピアジンスキー氏は「まだ色々と彼(大谷)の口から聞けていない。デレク・ジーターも静かだったけど、話はした。(メディア対応が)問題になったことはなかった」と語ると、司会のスコット・ブラウン氏は「毎日取材に応じていたから、問題にはなりませんでした」と応じた。

 ピアジンスキー氏はさらに「彼(ジーター氏)は毎回話していたよ。『ここにいられて嬉しい』『ヤンキースのために勝ちたい』みたいな(当たり障りのない)コメントだったけど。ショウヘイがそういうコメントをしても(メディアは)受け入れる。試合後に何でもいいから私たちはコメントを欲しい」と訴えた。

 エンゼルス在籍時は取材対応が少なかったとされる大谷。だが人気球団のドジャースは注目度が高く、メディアの数も多い。自身が取材に応じなければ、情報を引き出そうと同僚選手への取材が増えるだろう。ジーター氏のような形をとるのか、人気球団への加入でその対応策も注目されている。

(Full-Count編集部)

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