大谷翔平ら大型補強も…有望株が定位置失う“飽和状態” 常勝軍団が抱えるジレンマ

ドジャースのミゲル・バルガス【写真:Getty Images】
ドジャースのミゲル・バルガス【写真:Getty Images】

有望株のバルガスが左翼手としてキャンプインも…定位置の確保は厳しい

 大谷翔平投手、山本由伸投手らを大型補強したドジャースの定位置争いが大激戦となっている。ムーキー・ベッツ外野手が今季も二塁手を務めると見られることから、有望株のミゲル・バルガス内野手が左翼の練習をしているという。

 2023年のプロスペクトランキングで全体37位にランクインしたバルガスは、昨季の開幕戦に二塁手として先発出場。しかし、81試合の出場で打率.195、7本塁打、OPS.672に終わり、シーズン終盤はベッツが二塁を守ることが増えた。

 12月4日(日本時間5日)には、MLBネットワークの番組に出演したデーブ・ロバーツ監督が「背番号50のムーキー・ベッツは、セカンドのレギュラーを務めると言ってもいいだろう」と発言。MLB公式サイトのドジャース番を務めるフアン・トリビオ記者によると、バルガスは左翼手としてキャンプインしたという。

 では、左翼にライバルがいないのかと言えばそうでもない。今オフに獲得したテオスカー・ヘルナンデス外野手が収まると予想され、指名打者にはもちらん大谷がいる。昨季15本塁打をマークしたクリス・テイラー外野手にも定位置が保障されない飽和状態となっている。

(Full-Count編集部)

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