大谷翔平、開幕戦までに「50打席は欲しいと」 ド軍指揮官が明かす今後の調整法

取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

韓国開幕戦までに「50打席あればシーズンに向けて準備は整う」

 ドジャースの開幕戦まで1か月を切った。20日(日本時間21日)にデーブ・ロバーツ監督が取材に応じ、大谷翔平投手の調整について言及。日本時間3月20日に韓国・ソウルで行われるパドレス戦に向け、「彼は50打席は欲しいと言っていたと思う」とプランを明かした。

 大谷は昨年9月に右肘の手術を行い、今季は打者に専念する。春季キャンプでは右肘にサポーターをつけて打撃練習を行っていたが、フリー打撃では推定150メートル弾を披露。19日(同20日)、実戦形式の打撃練習「ライブBP」で“移籍後初アーチ”を放つなど、順調そうな仕上がりを見せている。

 ロバーツ監督は「彼にはいつも驚かされるよ。彼は打席に立っているし、健康だと彼自身が言っていて、トレーニングスタッフも(大谷は)健康だと言っている」と万全を強調。一方で「彼は現在も(万全な)プロセスを踏んでいくことを望んでいる。ショウヘイと話をして、彼は50打席は欲しいと思っている。50打席あればシーズンに向けて準備は整うだろうと、彼は感じている」と慎重を期す。

 大谷とは前日19日(同20日)に話し合ったという。この50打席はオープン戦だけでなく、ライブBP、シミュレーションゲームなど実戦形式の練習も含む。「アドレナリンがより多く出るという点で、(開幕へ向けての調整のために)むしろオープン戦に出場したいと思う選手もいる。私はショウヘイについて現在も学んでいるところ」と具体的な調整法は検討中。「(調整として必要な)フィニッシュラインの形がどういったものかを理解しているし、我々がそこにどう達していくかが、彼にとって重要なこと」とした。

(Full-Count編集部)

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