大谷&山本逃しても「素晴らしいオフ」 ド軍ライバルの“乱獲”を敏腕記者が評価

ジャイアンツに移籍したイ・ジョンフ【写真:ロイター】
ジャイアンツに移籍したイ・ジョンフ【写真:ロイター】

大谷&山本獲得を模索も…ドジャースに奪われ選手のグループチャットは大荒れ

 大谷翔平投手、山本由伸投手の“両獲り”に失敗しても高評価? ジャイアンツが「BeatLA」に向け、巻き返しの補強を続けている。1日(日本時間2日)にはマット・チャップマン内野手と3年5400万ドル(約81億円)の契約に合意したと米メディアが報道。米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏は、「素晴らしいオフを過ごしている」と評価した。

 かつてはバリー・ボンズ外野手らが活躍し、ワールドチャンピオン8回を誇る“西の名門”だが、近年は補強失敗続きだった。2022年オフにはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の獲得に失敗し、カルロス・コレア内野手(現ツインズ)は身体検査で破談となった。

 今年も大谷、山本の両獲りを狙ったが、ともにドジャースが10年総額7億ドル(約1051億円)、12年総額3億2500万ドル(約490億円)で獲得。同じカリフォルニア州のライバル球団に奪われ、ジャイアンツのエース、ローガン・ウェブ投手は選手のグループチャットが大荒れだったことを明かしていた。

 そんなジャイアンツだが、余剰資金を有効活用。韓国のスター、イ・ジョンフ(李政厚)外野手と6年1億1300万ドル(約170億円)で契約すると、昨季マーリンズで36本塁打を放ったホルヘ・ソレア外野手も獲得。アーロン・ヒックス投手、トム・マーフィー捕手とも契約を結んだ。

 また、チャップマンに関しては、ブルージェイズが1億ドル(約150億円)以上のオファーを出したが、これを拒否し、1億5000万ドル(約225億円)以上の契約を要求したと報じられていた。選手オプションはあるが、相場の“半額以下”で獲得に成功した。

 今オフドジャースは総額1800億円以上の補強を敢行。負けずと補強の手を緩めないジャイアンツはどう立ち向かうのか。

(Full-Count編集部)

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