今永昇太、3ラン被弾に「ものすごく悔しい」 大谷&由伸と談笑…5Kも「追いつけるように」

試合後の取材に応じたカブス・今永昇太【写真:荒川祐史】
試合後の取材に応じたカブス・今永昇太【写真:荒川祐史】

3回途中3安打3失点5奪三振で降板「バッターの違いもあるかなと」

■ドジャース 8ー5 カブス(オープン戦・日本時間3日・アリゾナ)

 カブスの今永昇太投手が2日(日本時間3日)、ドジャースとのオープン戦に先発登板し、3回途中3安打3失点5奪三振で降板。2回に一時逆転3ランを浴びたが、その後は立て直し4者連続奪三振と修正した。チームは5-8で敗れ、敗戦投手に。降板後「スプリングトレーニングとはいえ、いい結果が出なかったことに対してはものすごく悔しい気持ち」と振り返った。

 初回は1死から2020年のナ・リーグMVPフリーマンから“メジャー初奪三振”をマークするなど、3者凡退に。2回にはマンシー、テオスカー・ヘルナンデスに安打を許すと、23歳のパヘスに左越え3ランを献上した。その後は修正し、2回は3者連続三振。3回にロハスからこの日5個目の三振を奪ったところでマウンドを降りた。

 スター揃いのドジャース打線。この日もフリーマン、スミスら主力が並んだ。「自分では押し込んだと思っていても、フェンス際まで飛ばされていたので。バッターの違いもあるかなと思いました」と日米の違いを実感。「自分の手の内をすべた明かさない中で抑えるのが大事だと思うので。そういうバッターと18.44メートルの中で、雰囲気を感じられただけでもすごくよかった」と収穫を語った。

 今永は2023年オフにDeNAからポスティングシステムを利用し、カブスと4年5300万ドル(約80億円)で契約。課題も収穫も見えた初登板。「(被弾の)その後はしっかり冷静になって。ストレートは自分の中では走っていたつもりではいたのですが、ああいう形で弾き返されてしまったので。これはダメだなと。変えなければいけない」と反省。「実戦の中でしかできない反省は数多くありますし、次の実戦で同じ失敗をしないようにって繰り返しなので」と前を向いた。

 大谷翔平投手は別メニュー調整で出場せず、対戦はお預け。同じタイミングでメジャーへ移籍したドジャース・山本由伸投手と談笑する場面もあった。「日本ではない場所で日本人と会うことですごく安心しますし、2人が結果を出しているので、後れを取らないように。自分も結果を出して早く追いつけるようになりたいなと思います」と笑顔だった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY