OP戦無双のド軍23歳に高まる期待 “メジャー未経験”で打点王…今永打ちから狙う定位置

3ランを放ったドジャースのアンディ・パヘス【写真:ロイター】
3ランを放ったドジャースのアンディ・パヘス【写真:ロイター】

OP戦8打点はリーグ1位タイ、OPS1.687と23歳パヘスは猛打をふるう

 カブスの今永昇太投手は2日(日本時間3日)、ドジャースとのオープン戦に先発登板し、3回途中3安打3失点5奪三振で降板した。2020年MVPのフレディ・フリーマン内野手から初三振を奪うなど好スタート切ったが、“まさか”の一発を浴びたのが、キューバ出身の23歳でまだメジャーデビューしていない有望株、アンディ・パヘス外野手だった。

 ドジャース打線は今永に対して初回は3者凡退に抑えられたものの、2回に連打でチャンスを作り、パヘスが打席へ。カウント0-1からの速球を捉え、3ランを放った。この一打でパヘスはオープン戦トップタイの8打点。規定打席には到達していないものの、打率.462(13打数6安打)、OPS1.687と初のメジャー昇格へ猛アピールを続けている。

 2017年の国際アマチュアFAで契約金30万ドル(約4500万円)でドジャースと契約を結んだパヘスは、翌2018年にルーキーリーグで19本塁打、OPS1.049と活躍して評価が急上昇。有望株としての地位を確立し、大物選手のトレード要員として他球団からも欲しがられる存在だった。

 2021年には1A+で31発をマークしてリーグ本塁打王&MVPに選ばれ、昨年5月には3A昇格。メジャーデビューが期待されていたものの、3Aデビュー戦で左肩関節唇を断裂し、残りシーズンを全休した。

 ドジャースはこのオフに大谷翔平投手、山本由伸投手と大型契約を結び、トレードでも補強を連発。今季の世界一有力候補と目されている。一方で外野から二塁に移るムーキー・ベッツ外野手は今年32歳、一塁のフリーマンが34歳と、主力も高齢化が進みつつある。故障もあって足踏みが続いたパヘスは、今季こそチャンスを掴み、ドジャースの高すぎるレギュラーの壁を突き破れるだろうか。

(Full-Count編集部)

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