HR王でもまだ足りない“ド軍最強打者”の道 大谷翔平に期待される「185」の更新
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オープン戦で好調の大谷…シーズンで期待したい“球団記録”の更新
ドジャースに加入した大谷翔平投手は、“球団最高打者”の称号を掴むことができるだろうか。リーグ平均に対してどれだけOPSが優れていたかを示す「OPS+」(平均が100)では、大谷は昨季「184」をマーク。この数値はドジャースで見ると、最高記録にあと1と迫る数字だった。
OPS+でドジャースの歴代トップは1997年のマイク・ピアザ捕手だ。野茂英雄とバッテリーを組んだことで日本ファンにもお馴染みで、同年は152試合に出場して40本塁打124打点、打率は.362、OPSは自己最高となる1.070をマークし、OPS+は「185」を記録した。
大谷はエンゼルスに所属した昨季、44本塁打を放って初の本塁打王に輝くなど、打率.304、95打点、OPSは1.066を記録した。ドジャースでは、ムーキー・ベッツ外野手やフレディ・フリーマン内野手が前後を打ち、勝負を避けられる場面が減少することが予想されるため、“大谷頼り”となっていた昨季以上の打撃成績に期待したくなる。
他にも、球団のシーズン最多本塁打49本(2001年:ショーン・グリーン外野手)の更新や、いずれもMLB史上初となる「異なるリーグで2年連続本塁打王」「フルタイムDHでのMVP獲得」にも期待がかかる。
(Full-Count編集部)
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