大谷翔平、古巣と対戦も「変な感じはない」 山本由伸を「気にかけてない」…一問一答

エンゼルス戦後の囲み取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
エンゼルス戦後の囲み取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

元チームメートと交流「契約できたことにまずおめでとうという会話」

■エンゼルス 4ー0 ドジャース (日本時間6日・グレンデール)

 ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたエンゼルスとのオープン戦に「2番・指名打者」で先発出場。3打数無安打だった。昨年まで6年間在籍した古巣と対戦し、試合前にはマイク・トラウト外野手と“熱いハグ”。交代後の一問一答は、以下の通り。

――オープン戦は残り8、9試合。打席の内容と結果、両方に満足しているか。
「そうですね。今日久々ナイターでしたけど、またちょっと見え方は違うので、そこらへんもやりながらまた試合をこなしたいなと思ってます。アットバットの打席のクオリティも上がってきてるんじゃないかなと。最後の方とかね、ちょっと惜しかったですけど、もうちょっと振れるかなと思ってます」

――ドジャースと契約が決まった後、どれくらいエンゼルスのことを振り返って考えたか。
「どちらかというと決まる前がやっぱり1番考えてるので、決まった後はもうお互いにこのシーズンに切り替えて向いてると思うので、やっぱり交渉の段階が1番考えるんじゃないかなと思います」

――元チームメートに何か言われたか。
「今日ですか。いや、特におめでとうというか、契約できたことにまずおめでとうという会話が多かったですかね」

――ここ1か月くらい、ドジャースのチームとして何が印象的か。
「印象的……。チームの色はやっぱりちょっとなんだろうな、どっちがいいとか悪いとかではなく、そのチームの色があると思うので。まだ1か月ですし、もっともっとこう、僕も由伸もそうですけど、一緒に時間を過ごすうちにもっともっと馴染めるんじゃないかなと思います」

――エンゼルスと対戦、ちょっと変な感じはしたか。
「変な感じはないですかね。向こう側にいるのでそこら辺は多少ありますけど、向こうのホームだったらまたちょっと違うんじゃないかなとは思うので。今回はこちら側のホームでしょうし、そういう点ではあまり違和感はなかったかなと思います」

試合前に抱擁を交わしたドジャース・大谷翔平とエンゼルスのマイク・トラウト【写真:荒川祐史】
試合前に抱擁を交わしたドジャース・大谷翔平とエンゼルスのマイク・トラウト【写真:荒川祐史】

トラウトとベッツの違い「自分の打席も考えながら後ろから勉強してます」

――(今日は)ナイター(明日は)デーゲームで間隔も短いが。
「後々のスケジュールも考えながら、全体をトータルとして見た時に出た方がいいなとは思ったので、打席数を稼ぐっていうのも大事なんじゃないかなと思います」

――右肘に関しては、もうリハビリは終わったのか。
「リハビリはもう終わってますね。あとはどのくらいクオリティをやっぱり上げていけるか。結果どうのこうのではなく、しっかりとまず見えてるかどうか、増えてるかどうか、いいタイミングで打ててるかどうかが1番大事かなと思います」

――トラウトとしっかり話している印象があった。どのような会話だったのか。
「契約おめでとうということと、家族も含めてお互いに元気かどうかという普通の感じでしたね」

――エンゼルス時代はトラウトをネクストから見ることが多かった。今はベッツを見ているが違いはどうか。
「違い……。どちらもやっぱりいいバッターですし、打席のクオリティも高いし、勉強になることは多いと思うので、自分の打席も考えながら、後ろからどういう風に打席を送ってるのかなっていうのは見ながら勉強はしてますね」

――右手の小指にこの前からテーピングをつけている。今の状態は。
「今はちょっと多少腫れはありますけど、特に問題はないかなと。あと2、3日すればいいんじゃないかなと思います」

山本由伸は「日本語を気軽に喋れるのはお互いに多少特別なのかな」

――山本由伸を気にかけているように見える。
「気にはかけてないです(笑)。うん、プロフェッショナルですし。うん。やることをしっかりとどこにいてもやる選手だと思うので、周りのサポートももちろんありますし。ただ、同じフィールドで過ごす日本人、日本語を気軽に喋れるのはお互いにですけどね。多少特別なのかなと思います」

――オフシーズンに取り組んだことで良かったことは。
「リハビリが基本的にはメインではあったので、まずリハビリの経過がスケジュール通りにしっかりとこなせて、今こうやってまず打席数重ねて、しっかりと開幕に向けて出続けれてるっていうのがまず1番じゃないかなと。トレーニングの成果だったりとか、技術的なものであったりとかというのは、それの次かなとは思いますね」

――ナイターからデーゲームの流れを1回クリアするという考えか。
「いや、ナイターデーが特別かというより、全体のスケジュールを見て、今日、明日出た方がいいっていう、そういう判断なので。全体を見ながら、特にナイターデーを絶対出たいとかではなくて、全体の試合数をまず確保するっていう」

――打者としてのリハビリは終わった。投球のリハビリのスケジュール感は。
「まだスローイング始まってはないので、ある程度、全体像のスケジュールは共有はしてますけど、まずしっかり開幕を迎えることと、そこで試合にしっかり、バッターの方でも問題なくちゃんと公式戦でも出れるっていう確認を。まずそれが先じゃないかなと。その先にショートスローから入って、徐々に徐々に強度も強くしていく」

――韓国での開幕シリーズの後のイメージか。
「そうですね。多分そうなるとは思います。はい、ありがとうございました」

(Full-Count編集部)

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