大谷翔平の走塁を主砲フリーマン大絶賛「一番感心すべきこと」 犠飛で二塁進塁
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初回無死一、三塁でフリーマンの左犠飛で二塁進塁「今までで最も感銘を受けた」
■ドジャース 12ー9 Wソックス(オープン戦・日本時間7日・グレンデール)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールで行われたホワイトソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場した。2回に中前適時打を放つなど2打数2安打1打点。全3打席で出塁し、今季初盗塁も決めた。フレディ・フリーマン内野手は大谷の野球センスを絶賛した。
主砲フリーマンが目を丸くして称えたのは、初回無死一、二塁の走塁だった。自らの左犠飛で先取点を挙げたが、ここで一塁走者の大谷は二塁へスタート。相手守備の隙をついて次の塁を陥れた。この日、一時逆転の2号満塁弾を放って、取材に応じたフリーマンはこの走塁を一番に称えた。
「一番感心すべきことは、外野フライの時に一塁からタッチアップしたことだよ。ほとんどの人はこういったことについてあまり話をしないけど、僕が今までに見てきたことの中で最も感銘を受けたことの1つだ。こういうプレーが、シーズンの過程で勝利に貢献するんだ」
かつて日本ハムの栗山英樹監督は「走塁に一番野球勘、野球センスが出る」と話し、大谷の走塁を称えていた。ベッツ、大谷と上位打線を形成するフリーマンは「ショウヘイとムーキーはここ数週間とても素晴らしいね」と笑顔を見せた。投打だけではない。類い稀な野球センスで、通算321本塁打を誇る34歳のベテランを驚かせていた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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