ヤ軍と240億円契約も…防御率6点台の“悪夢の1年” 苦しむ急速低下、31歳左腕の叫び
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ヤンキース・ロドン、復活に向け「僕は野球、結構上手いんだ」
ヤンキースのカルロス・ロドン投手が“復活”に向けて奮闘を続けている。6日(日本時間7日)のレイズ戦では4回途中5安打3失点の成績だった。米スポーツ専門局「ESPN」では「さまざまな物が入り乱れた登板」と報じている。
2被弾を許したロドンは「望んでいたほど速球の球速は出せなかったけど……そういう日もあるんだ。今日は速球に頼らず、他の方法で乗り切らなければならない、そんな日だった」と嘆いた。
31歳のロドンは、2022年にジャイアンツで自己最多の14勝をマーク。同年12月に6年総額1億6200万ドル(約240億円)でヤンキースを結んだが、昨季は苦しんだ。14試合に登板して3勝8敗、防御率6.85。“悪夢”のような1年となった。
復活を目指す今季は“変化”も見られた。口ひげもなく、スリムになってスプリング・トレーニングに参加。投球も直球とスライダーだけでなく「必要な時に自由に使えるように」とカーブ、チェンジアップ、新しいカッターに取り組んでいると報じられている。
ロドンは新球種の取得に「今日のように、速球が思い通りに投げられなかった日には、カッターが早くアウトを取ることに役立つだろう」と説明している。アーロン・ブーン監督は昨季の平均95.3マイル(約153.4キロ)に比べ、平均93.2マイル(約150キロ)だった球速について「この時期に予想される疲労が原因」だと述べている。
ロドンは、立ち直るために必要なことは「健康であること」だけだと話した。「マウンドに立ち続けることが必要なんだ。それだけだ。僕は野球、結構上手いんだ」。懸命に前を向き、復活を目指す。
(Full-Count編集部)
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