山本由伸、開幕2戦目を指揮官から告げられず 11年ぶり抜擢も苦笑い「監督からは」

囲み取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】
囲み取材に応じたドジャース・山本由伸【写真:小谷真弥】

「投手コーチと登板の日程を話していたんですけど。確かに監督からは伝えられてないですね」

 ドジャースの山本由伸投手は21日に韓国で行われるパドレスとの開幕2戦目でデビューすることが決まった。11日(日本時間12日)の練習後、報道陣の取材に応じ、「すごく嬉しく思いますし、選手としてもこれからなので。新たなスタートラインとしていいスタートが切れるように頑張りたいです」と意気込みを語った。

 12年総額3億2500万ドル(約478億円)の投手史上最高額でドジャース入り。鳴り物入りで加入した右腕のデビュー戦となるが、デーブ・ロバーツ監督はその大役を自ら伝えていなかったという。山本にとっても驚きだったようだ。「投手コーチと登板の日程を話していたんですけど。確かに監督からは伝えられてないですね」。報道陣の笑いを誘った。

 1901年以降、開幕2戦目までにデビューするのは球団では2013年柳賢振以来11年ぶり6人目となる。「なんとなく登板の日程は少し前に決まっていた。(開幕2戦目で)意外と冷静というか。まだ明後日オープン戦があるので、無事にそこを投げ終えて、よりいい状態で開幕を迎えられるように1日1日集中していきます」と表情を引き締めていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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