ダルビッシュ「開幕戦で投げ合えたら良かったですけど」 山本由伸と対決お預け…一問一答

取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:小谷真弥】
取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:小谷真弥】

韓国での開幕戦「楽しみ。ずっと自分は好きで韓国野球を追ってきました」

■パドレス 13ー3 マリナーズ(オープン戦・日本時間12日・ピオリア)

 パドレスのダルビッシュ有投手は11日(日本時間12日)、アリゾナ州ピオリアで行われたマリナーズとのオープン戦に先発登板。4回を3安打1失点と好投した。試合前には20日に韓国で行われるドジャース戦で開幕投手を務めることが決定。大谷翔平投手や山本由伸投手について言及した一問一答は以下の通り。

――オープン戦登板を振り返って。
「体がいい状態ではなかったですけど、その中で変化球。カーブだったり、速いカットボールだったり、いろんな球を投げながら修正して、アジャストできたかなと思います」

――課題は。
「カーブと速いカットボールを使いたいなと。多めにちょっと投げました」

――悪い中で調整。
「真っ直ぐとかカーブ、スプリットも良かった。スライダー系が自分の中ではいい感じではなかったので。スライダーがあまり使えない中でああいう投球ができて良かったです」

――4回の調整が雨で3回の調整に。
「あと9日間、10日間ですか。いい体調で迎えたいなと思います」

――2年ぶり4度目の開幕投手に決まった。
「その第1戦を任されるというのは特別なこと。特に韓国開催で。すごく特別なことだと思うので、それにしっかり感謝しながら、しっかり調整して投げたいなと思います」

――韓国で投げる意味。
「僕は楽しみですね。初めて韓国代表と対戦してから、ずっと自分は好きで韓国野球を追ってきましたから。そういう国で、そういうファンの方たちの前で投げるのは特別なことなので。嬉しいです」

大谷とプロ初対戦「大谷くんもそうですけど、勉強して試合に臨みたい」

――ドジャース、大谷と対戦する。
「ドジャース全体と対戦するのが先なので。楽しみにしてますけど、これからしっかり。もちろんベッツだったり、他のいい選手を含めて。大谷くんもそうですけど、勉強して試合に臨みたいなと思います」

――監督は4日前に伝えたと言っていた。
「そうですか……という。でも、シルト監督からしてもすごく特別だと思うので。韓国での開催とホームでの開幕というのは。その中で最初に選んでもらったのはすごく嬉しかったです」

――3試合で物足りなさは。
「全然そんなことはないです。でも結局たぶん韓国でも75球とか、それぐらいだと思うので。いい調整はできたと思うので、良かったです」

――キャンプを振り返って。
「短いと言われますけど、あくまでスプリングトレーニングがある時間が短かっただけなので。それまでに時間はあるので。それまでサンディエゴでやってましたし、その調整は1月からできたと思います」

――ドジャース打線はベッツ、フリーマンは対戦している。打者・大谷のイメージは誰に近いか。
「全く分からないですね」

――パドレスはオープン戦の順番で決まる。開幕投手は予想していたか。
「なんとなくは分かってました。なので、ずっと開幕第2戦と言われていて。本当に大丈夫かな?と。(報道陣笑い)そう思ってみてましたけど」

山本との投げ合い「山本くんがどっちで投げるか分からなかったので」

――開幕投手と照準を絞っていたのか。
「結構、前からそれは考えながら調整していたので」

――肘の状態もあった。
「サンディエゴに残ってオフシーズン。ずっと住んでますけど、ストレングスコーチや理学療法士の方、トレーナーの方。チームに助けてもらいながら。いつもは自分でやるんですけど。そうやってきたので、すごく充実感はあります」

――山本との投げ合い。投げ合わないと分かっていたか。
「いや、でも、山本くんがどっちで投げるか分からなかったので。自分も正式に言われたのは最近だったので。なんとなくそうだろうと思っていただけなので。開幕戦で投げ合えたら良かったですけど。でも、シーズンで投げ合うことになると思うので、その時まで楽しみにしています」

――怪我で離脱していた松井裕樹投手とどう接していたか。
「絶対に焦るので。特に日本から、あれだけの抑えとして来て。他人からの期待以上に自分でプレッシャーをかけることが大きいと思うので。そこをなるべく気をそらすような言葉であったり、コミュニケーションを取るようにしていました」

――気をそらすとは。
「日々前進はしているんですけど、そこになかなか気づけない。自分では。それよりまだ投げられないことばかりを考えてしまうから、自分が歩んでいるプロセスをちゃんと分かるように、言葉にして伝えるようにしてました」

――自分の経験からか。
「自分の経験だけじゃなく、他人を見ていてもそうですし、全体的にそうされて嫌がる人はいないので。そういうことです」

(Full-Count編集部)

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