大谷翔平にフラれるのも「驚きではない」 日本選手が近寄らない…東の強豪の“実情”
MLB公式HPがフィリーズの番記者コラムを掲載
ナ・リーグ東地区の古豪、フィリーズが将来的な日本選手の獲得を目指しているとMLB公式サイトが報じている。フィリーズ番のトッド・ゾレッキ記者が11日(日本時間12日)付で「フィリーズ、日本人フリーエージェントの獲得へ乗り気」とのタイトルの記事を公開。昨年オフには、ドジャースに加入した山本由伸投手獲得へ動いた経緯を紹介している。
「ヤマモトを獲得しようとした時、フィリーズはどんなに高額を提示しても、彼と契約するチャンスがほとんどないことを知っていた。単に、ロサンゼルスとニューヨークの方がフィリーより知名度があるのだ」
さらに2017年オフに日本ハムからのメジャー進出を目指した大谷獲りを狙った。しかし「フィリーズはオオタニのためにプレゼンテーションを行ったが、2ラウンド目には進めなかった。それは、驚きではなかった」とし「ロサンゼルスやニューヨークと同じ土俵に立てるほどの知名度はないようだ」と嘆いた。
フィリーズのサム・ファルドGMは「あそこ(日本)には才能ある選手が本当に多い」「我々はベストを尽くして、そこにいる優れた選手を獲得できるようになりたいと考えている」とコメント。今回、日本ハムや侍ジャパンで監督を務めた栗山英樹氏(現日本ハムのチーフ・ベースボール・オフィサー)がキャンプ視察に訪れたことを、いい機会と捉えている。
「日本で露出が増える。存在感が増す。そうすれば、優れた選手を評価をする立場になることができる。私たちの球団が持つポジティブな面を活かす素晴らしい機会を得ることができる。客観的に見て楽しい、ダイナミックなチームだ。それを知ってもらうことが、日本でファン層を拡大し、我々の存在感や認知度を高めることにつながると思うんだ」とGMは強調する。
記事は「クリヤマのようなレジェンドが次にクリアウォーター(フロリダ州のキャンプ地)を訪れる時、ハーパー、ターナー、シュワーバーのような選手と話をするためだけではなく、日本の最新のスーパースターの1人とも話すことを期待している」という同GMの言葉で結んでいる。
フィリーズには過去に田口壮外野手、井口資仁内野手が所属していたが共に2008年まで。以降は日本選手はプレーしていない。
(Full-Count編集部)