敵の“罠”にも…大谷翔平は「簡単には騙されない」 塁上で見せた「愛される理由」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

二塁上で敵軍遊撃手と見つめ合い…真剣勝負の中にのぞく「愛嬌」

 ドジャースの大谷翔平投手は、プレーだけでなく、ふとした行動でも周囲を魅了している。オープン戦2号2ランを放った12日(日本時間13日)のジャイアンツ戦でのこと。豪快な打棒で視線を独り占めした一方で、塁上で敵選手と見せた“やり取り”にも注目が集まっている。

 この日は初回の第1打席で右前打で出塁。2死一塁となり、ウィル・スミスの三遊間へのゴロの間に二塁に滑り込んだ。打球を補った遊撃手の二塁送球は大きくそれ、カバーに入った二塁手のタイロ・エストラーダは横っ飛びでなんとかキャッチした。

 その直後、エストラーダは送球を後逸した仕草を見せた。大谷が三塁に向かうことを唆そうと“騙し打ち”を仕掛けたようだったが、当の二刀流はしっかりボールの行方を見ており、二塁上でストップ。2人は視線を合わせた後、大谷は肩をすくめて二コリと笑顔を送っていた。

 ぼーっとしていると見逃しそうな“一瞬の攻防”を、地元メディア「ドジャース・ネーション」が着目。X(旧ツイッター)にその一部始終を公開すると、ファンからは「目あったらニコッってこの愛嬌も愛される理由だね」「簡単には騙されないおおたにさん」「またこういうの見られるの嬉しい」などの声が集まった。

 大谷はこの試合、3安打2打点と気を吐いた。翌13日(同14日)のマリナーズ戦は無安打に終わったものの、今春のオープン戦は打率.500、OPS1.486。現地20日に韓国で迎える開幕戦へ、順調な仕上がりを見せている。

【実際の映像】「簡単には騙されない」 敵の罠に引っかからず…大谷翔平がニコリと笑うシーン

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