「結局彼の口座だ」大谷翔平に求められる対処 米記者が責任追及「答えないと」
エンゼルス時代から大谷を取材するサム・ブラム記者
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳、水原一平氏に違法賭博の疑いがかかっている騒動は、球界で大きな問題となっている。エンゼルス時代から大谷を取材し、水原氏の姿もそばで見てきた米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は、大谷の口から真実の説明を求めた。
米メディア「ESPN」によると、水原氏は開幕戦前日のインタビューで大谷に賭博の借金について明かし、返済を肩代わりしてもらったと回答。しかし、その後、大谷の広報担当者が、大谷が賭博していた事実は知らなかったと否定。EPSNが水原氏に実施した2回目のインタビューでは、水原氏も「翔平は何も知らなかった」と回答を一転させ、少なくとも450万ドル(約6億8000万円)の大谷の資金を盗んだとして代理人から告発された。
今回、水原氏のESPNに対する主張が変わってしまったことで、混沌とした状況になっている。大谷が賭博の事実を知っていたかどうかで、今後の展開は大きく変わりそうだ。米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」に出演したブラム記者は、エンゼルスに続き、ドジャースのキャンプにも大谷らを取材するべく足を運んでいた。
ラジオ内では、「彼はどこかのタイミングでこの件について(メディアの前で)対処しないといけない。彼ら(大谷陣営ら)が彼にその許可を与えてくれればいいんだけど」と指摘。昨シーズン中に負傷した際には約1か月メディアの前に姿を見せなかったことを例に出した。
続けて「彼はこの先どこかのタイミングでこの問題に対処する必要がある。この問題は話し合われないといけない。彼は厳しい質問にも答えないといけない。なぜなら、結局のところ(支払いが行われたのは)彼の口座なんだから。違法なブックメーカーにお金を渡してしまった」と、大谷本人からの説明が必要だと主張した。
(Full-Count編集部)