水原一平氏は「ただの通訳ではなかった」 米メディア驚愕…“業界内”の存在は「別格」
水原一平氏は通訳という“枠”を超えた存在だった
違法賭博に関与した疑いでドジャースを解雇となった元通訳の水原一平氏について、知名度の高さは通訳という“枠”を超えていたと、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が報じた。
同メディアの上級記者、ブリタニー・ジロ―リさんが「我々がMLB通訳たちについて知っていること:給与、仕事上での良い点と悪い点、そしてイッペイ・ミズハラについてさらなる情報」のタイトルで執筆。大谷にとって、水原氏の存在の大きさを伝えた。
記事では「ミズハラはただの通訳ではなかった」として大谷のキャッチボール相手やグラウンド外でも様々な業務で貢献していたと紹介。「通訳と選手の最も良好な関係はひとつのこと、ゆるぎない信頼に基づいて築かれるからだ」と述べていた。
MLBのアジア選手のうち通訳を必要とするのは約12名。日本人の通訳たちはお互いを知り合っているという。記事によれば、通訳の業務に携わるアジア人の通訳の間では「ミズハラは別格で、比較的、人に知られない職業の顔が見えるようにした人物だ」と裏方にもスポットが当たるようになった“功労者”としていた。
「パドレスでダルビッシュの通訳を務めるホリエは言った。『イッペイはかなりあちら(日本)では有名だ』。ミズハラに一度会ったことのあるカマダは言った『WBC前に彼のインスタグラムを見た。写真を3枚ぐらい投稿していて、フォロワーが3万人あたりだった。WBCの後はフォロワーが30万人あたりになっていた。彼は間違いなく有名だ』」
続けて複数の“証言”も紹介。さらに「ミズハラはよくサインを頼まれ、彼の妻はeBAY(大手オークションサイト)で彼がサインしたボールが売りに出されているのを見つけたと言っていた。それは他の通訳ならば普通のことではない」と、水原氏が際立った存在であったことを強調していた。
(Full-Count編集部)