経験者は語る「ギャンブラーは大嘘をつく」 水原氏の野球賭博否定に「私は信じがたい」

水原一平元通訳【写真:荒川祐史】
水原一平元通訳【写真:荒川祐史】

スポーツキャスター持論「自分が一番よく知っているものに賭けるだろう」

 ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平氏が、違法賭博に関与した疑いで球団から解雇された問題で、ギャンブルの経験者が持論を展開した。米メディア「FOXニュース」の番組「FOXニュース・ライブ」に出演したのは人気番組「ザ・クレイグ・カートン・ショー」の司会者を務めるクレイグ・カートン氏。「病みつきのギャンブラーは大嘘をつく」などと経験を語った。

 水原氏は、米スポーツ局「ESPN」のインタビューで大谷が借金の肩代わりをしてくれたと言ったが、その直後に大谷側が窃盗だったとの声明を出すと、当初の発言を撤回している。カートン氏は「問題は、起きたことについて、正反対の話が出ていることだ」と指摘。「通訳は嘘をついたが、彼が言った話のどちら(最初の発言と後の撤回)が嘘なのかが分からない」と状況を解説した。

 さらには「野球に一度も賭けていなければ簡単だ。男が大谷のお金を盗んだのなら、窃盗か送金詐欺の罪に問われるだけ」とも。野球賭博となれば大谷にも大きな影響が及ぶ。「連邦捜査局かMLBが野球の試合への賭けを一件でも見つければ、世界最大のスター絡みの大きな問題が発生することになる」とした。

 自身のことを「病みつきのギャンブラー」だというカートン氏。「財政的に追いやられると、病みつきのギャンブラーのほとんどが、何とかして賭けに勝ってそこから抜け出そうとする。その場合、自分が一番よく知っているものに賭けるだろう」と指摘。「この通訳(水原氏)の視点からすれば、野球になる。だから一度も野球に賭けていないとは、私は信じがたい」と懸念を示している。

(Full-Count編集部)

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