水原一平氏にNYメディアが一斉に“辛辣”記事 噴出する疑惑に「新たな傷が加わった」

水原一平元通訳(右)とドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
水原一平元通訳(右)とドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

水原一平氏の疑惑について東海岸のNYメディアまでも厳しく報道

 ドジャースの大谷翔平投手の通訳だった水原一平氏が違法賭博に関与した疑いで解雇となったことを発端に、経歴に関する疑惑も次々と噴出。大谷を取り巻く騒動に関して、東海岸を拠点するニューヨークのメディアまでも動き出した。

 水原氏の経歴を巡っては、卒業したとされるカリフォルニア大リバーサイド校の広報担当が一部メディアに「彼がその学校に出席した記録はない」と話したと発表。さらに、日本ハムの通訳として働く前、レッドソックスで岡島秀樹の通訳だったとの報道に、レッドソックスは22日(日本時間23日)に「ミズハラがいかなる形でも球団のために働いていたことはない」との声明を発表していた。

 また、エンゼルスのメディアガイドには、水原氏はレッドソックス後の2012年のスプリングトレーニング中、ヤンキースで岡島の通訳を続けたとあるが、米メディア「ジ・アスレチック」は「2012年のキャンプイン前に岡島がヤンキースの身体検査に通らなかったとされている」と指摘。経歴について疑問を投げかけていた。

 一連の報道を受けて、ニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」は「ショウヘイ・オオタニの恥ずべき通訳は、ヤンキースとの関係について事実を誇張した」と厳しい見出し。ニューヨークの地元紙「デイリーニュース」も「解雇されたショウヘイ・オオタニの通訳は、“窃盗”スキャンダル以前に、不正確な経歴を公表していたと報道」と、これまでなされた報道内容を紹介。「スキャンダルに苦しんでいるショウヘイ・オオタニの元通訳の経歴には複数の不正確な情報があり、“大規模な窃盗”疑惑を含んだ彼の物語にまた新たな傷が加わった」と辛辣な記事を掲載した。

「ニューヨーク・ポスト」も「レッドソックスと大学の暴露により、ショウヘイ・オオタニのの元通訳、イッペイ・ミズハラの過去に疑いの目が向けられる」と報道。「ショウヘイ・オオタニの通訳は数年前、誰も彼の経歴の事実確認をしないだろうと賭けをしたのかもしれない。もしそうなら、彼は間違っていた」と痛烈に“批判”していた。

(Full-Count編集部)

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