大谷翔平は「正直に話したと思う」 声明を指揮官評価…誓うサポート「全員が見守って」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

試合前に水原氏の騒動に初言及「口座からお金を盗んでいた」

■エンゼルス 6ー0 ドジャース(オープン戦・日本時間26日・ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は25日(日本時間26日)、本拠地でのエンゼルスとのオープン戦の試合後、大谷翔平投手が水原一平氏をめぐる騒動について声明を発表したことについて言及。「ショウヘイは何が起こったか、本当に正直に話したと思う」と評価した。

 大谷は試合前、違法賭博に関与し、大谷の資金盗用した疑いで契約解除となった水原氏の騒動について声明を発表。MLBが正式に調査に乗り出した案件とあって、報道陣からの質問を受け付けなかったが「結論から言うと、彼(水原氏)が僕の口座からお金を盗んで」「みんなに嘘をついていたというのが結論になります」と明かしていた。

 試合後、ロバーツ監督が取材に応じ、試合前に大谷が出した声明について言及。「私自身でも彼が知っていたこと、知らなかったことを知ることができた。(捜査)機関に任せて、前に進んで野球に集中できることを望んでいる」と願った。

 長年行動を共にしてきた水原氏の背信行為。大谷自身も「気持ちを切り替えるのは難しいですが、シーズンに向けてまたスタートしたいです」と吐露していた。チームにも激震が走ったが、クラブハウスでは「今日は素晴らしかった。全員が見守って、私たちが(今まで)やってきたようにショウヘイの側にいた」とチームメートがフォローしていたと明かす。

「彼が正直に自分の思いを喋ったし、オープンに喋った。私が聞きたいことは全て聞けたし、選手たちもそう思っている」指揮官。この日、大谷は「ショウヘイは何が起こったか、本当に正直に話したと思う。私、そして球団は彼のことをサポートする」と誓った。

 この日、大谷は「2番・指名打者」で出場し、2打数無安打1四球に終わった。水原氏が契約解除されてからは3試合で9打数1安打と苦しんでいるが「今日は何回かいいスイングがあった。最終打席でも四球を選んだ」「韓国でもいいスイングをしていたから、彼は野球に集中できている。全体的に今日はポジティブな1日だったと思う」と万全を強調した。翌26日(同27日)の出場も明言。2打席に立つ予定を明らかにした。

 試合前には右肘手術後初めてキャッチボールを行った。球団スタッフを相手に約50球。ロバーツ監督は「私も今日のことを待ち望んでいた。45フィート(約13.7メートル)投げた。彼は(キャッチボールを)切望してしたいたと思うし、前進することも望んでいるだろう」と喜んだ。球数、距離は未定も、2日以内に再度キャッチボールを行うことを示唆した。

(Full-Count編集部)

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