大谷翔平、本拠地開幕で走塁ミス 指揮官が笑顔で“指導”「前に走者がいる」

試合後に取材に対応するドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後に取材に対応するドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

カージナルス戦に「2番・指名打者」で3打数2安打1四球、打率.385

■ドジャース 7ー1 カージナルス(日本時間29日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地で行われたカージナルスとの本拠地開幕戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。3打数2安打1四球で打率.385。本拠地デビュー戦を飾ったが、デーブ・ロバーツ監督は試合後に走塁ミスについて指導する場面があった。

 全力疾走しすぎた。初回無死一塁、右翼線へ二塁打を放ったが、一塁走者・ベッツの三塁ストップを確認せず。二、三塁間の挟殺プレーでタッチアウトとなった。ロバーツ監督は「彼はとっても速く走れるけど、彼の前に走者がいるってことを理解しないとね」と茶目っ気たっぷりに指摘。報道陣から笑い声が漏れた。

 次打者はフリーマンだった。「(ベッツが走者でいなければ)間違いなく三塁打になっていたけど、後ろにフリーマンがいる時は、(ベッツが本塁突入して)アウトにしたくはないだろう」とロバーツ監督。続く1死三塁からフリーマンが走塁ミスを“帳消し”にする先制打を放ったのは、さすがだった。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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