準備せず登板指令→4球で即交代 原監督に情状酌量も…翌日2軍落ち、事件の真相を激白

巨人前監督の原辰徳氏【写真:矢口亨】
巨人前監督の原辰徳氏【写真:矢口亨】

井納氏は突然の登板指令でストレートの四球…交代となった

 巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。かつてDeNA、巨人でプレーした井納翔一氏がゲスト出演し、巨人時代の2022年に話題になった「井納の4球」について内幕を明かした。準備していない状況でマウンドに上がったという。

 井納氏は2022年6月22日のDeNA戦(東京ドーム)で救援登板。無死一塁で蛯名達夫外野手にストレートの四球を与えた。3球目に暴投するなど全く制球が定まらず。直後に原辰徳監督が交代を告げ、「井納の4球」として話題になった。

 井納氏によると、ブルペンで準備していなかった。ベンチからの電話にブルペン担当コーチが「井納ですか。座ってますけど」と答えたが、既に井納氏への交代が告げられていた。「(体が)冷えてるんですよ」。3~4球投げただけで、大急ぎでマウンドに向かったそうだ。

 全く準備ができていなかったため、本来のパフォーマンスを発揮できず。「打者が打席に入ったら一気にヤバいとなった」と井納氏。暴投になった球は右打者の外角に大きく外れたもので、プロ人生で初めての経験だったという。

 試合後、井納氏が準備していなかったことを、コーチが原監督に伝えて“情状酌量”を求めたが翌日に2軍落ちに。DeNAで同僚だった戸柱恭孝捕手から「肩できていなかったでしょ」と電話があったという。

「僕が力を発揮できなかったのは事実」と井納氏は振り返った。一方、高橋氏は「ブルペンあるあるだと思いますよ。ゲームって動いているから」とフォローしていた。

【実際の映像】原監督が4球で見切り 本人が語る“井納の4球”の真相

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