今永昇太「少しアメリカ人になってるかも」 雄叫びに拍手喝采…メジャー初勝利に笑顔

ロッキーズ戦に先発したカブス・今永昇太【写真:ロイター】
ロッキーズ戦に先発したカブス・今永昇太【写真:ロイター】

6回2死まで無安打投球を続けるなど、6回9奪三振2安打無失点の好投

■カブス 5ー0 ロッキーズ(日本時間2日・シカゴ)

 カブスの今永昇太投手は1日(日本時間2日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に先発登板し、メジャー初勝利をマークした。6回2死まで無安打投球を続けるなど、6回9奪三振2安打無失点。試合後の取材で「このリグレーのファンの方が最後、ミットまで歓声で、ボールを押し込んでくれたのかな」と話した。

 メジャー初登板も気負わず冷静に臨んだ。「とにかく1勝2敗で来てたので、今日勝って2勝2敗に持ち込んで、ホームでいい結果を出せればいいなと思っていました」。初回1死、ロジャースからメジャー初奪三振。2回先頭を失策で出したが後続を3人で仕留め、3回から3イニング連続で3者凡退に抑えた。6回2死から連打で一、二塁のピンチを招いたが、ジョーンズを空振り三振に仕留めた。

「独特な雰囲気でしたし、ピンチでもありましたし、この回でもしかしたらマウンド降りるかもしれないというところで、最後の力を振り絞って。すごく甘い球で、球威もそこまで良くなかったと思うんですけども、このリグレーのファンの方が最後、ミットまで歓声で、ボールを押し込んでくれたのかな」

 グラブを叩いてガッツポーズを作ると、本拠地のファンも拍手喝采。「とりあえず雄叫びを、何て言ったか覚えてないんですけど、その後に多分レッツゴーって言ったんで、少しアメリカ人になってるかもしれないです」と笑顔で振り返った。

 打線は5回まで無得点に抑えられていたが、6回にハップ、鈴木の連打などで1死一、二塁のチャンスを掴む。モレルの左前打を左翼のジョーンズが後逸すると、送球エラーも絡んで打者走者のモレルまで生還して3点を先制。その後は3投手が無失点でつなぎ、今永は嬉しいメジャー初登板初勝利を達成した。

【実際の動画】観客も大興奮 6回のピンチを空振り三振で切り抜け、雄叫びを上げる今永昇太

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