ヤ軍ソトが目論む“大谷超え”契約 米報道も…ファンは懐疑的「彼は投げるの?」

ヤンキースのフアン・ソト【写真:ロイター】
ヤンキースのフアン・ソト【写真:ロイター】

「ジ・アスレチックス」が展望、ソトは「記録を狙っている」

 今季ヤンキースに加入したフアン・ソト外野手は、1月に年俸3100万ドル(約47億円)で契約に合意。年俸調停権を持つ選手としては、ドジャース大谷翔平投手の3000万ドル(約45億5000万円)を抜き史上最高額となった。今オフにFAになることが見込まれ、大谷がドジャースと結んだ10年7億ドル(1061億円)を超える契約を狙っていると米メディアは伝えている。

 ソトは今季ここまで、打率.345、1本塁打、OPS.924。名門球団で上々のスタートを切った。“天才”と称される25歳は2022年、当時所属していたナショナルズからの15年総額4億4000万ドル(約610億円)の契約延長オファーを拒否している。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「自分への歴史的な賭けに出たフアン・ソト、ヤンキースではそれが報われそうだ」の見出しで、今オフの動きを展望した。

 ヤンキースでのソトは「以前より幸せそうだ」と記事は伝える。2022年途中から在籍したパドレスでは首脳陣や同僚との意思疎通に苦しんだが「前へ進んだ」とし、「今、大金を手にする寸前のようだ」と解説する。

 代理人のスコット・ボラス氏とソトは「記録を狙っている」と指摘。関係者は5億ドル(約758億円)からのスタートと予想しているという。情報筋は「彼はオオタニの年平均を狙っていると思う。後払いなしで」と語る。後払い分を含むと、大谷の現在の契約は年4600万ドル(約69億7000万円)と計算され、年平均では今季の球界トップだ。ある球団幹部は「彼(ソト)のOPSが1から始まる数字なら、支払いを受ける」と述べたという。

 この記事を受け、地元メディア「ドジャース・ネーション」は公式X(旧ツイッター)に「彼に次の超大型契約が回ってくると思いますか?」と投稿。ファンは「彼は球界屈指の選手で25歳のFA。(欲しい額を)手に入れるだろう」「彼はプレッシャーに耐えて期待に応えなければ」「彼は投げるの?」「ピッチングを習得したほうがいいね」「オオタニは1/1。この100年間、彼のレベルで投げて打てた選手はいない「大型契約は得るだろうけど、7億ドル級? ありえない笑」。とコメントを寄せた。いずれにせよ天才打者はどんな契約を結ぶのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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