大谷翔平「焦る気持ちを我慢しながら」 41打席目での移籍後1号…裏に指揮官からの助言

今季1号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
今季1号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

7回の第4打席で右中間へ1号ソロ…松井秀喜氏の日本人最多本塁打まであと3本

■ドジャース 5ー4 ジャイアンツ(日本時間4日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で出場し、7回2死の第4打席で今季1号を放った。今季9試合目、41打席目で待望の一発。試合後、地元放送局「スポーツネットLA」のインタビューに応じ「焦る気持ちを我慢しながら自分のスイングをしようと努めてはきたので、何とか1本出てよかったなと思います」と安堵の表情を見せた。

 初回の第1打席は無死一塁で左腕カイル・ハリソン投手の前に空振り三振。第2打席は3回先頭で迎え、一塁内野安打を放つと、ウィル・スミス捕手の二塁打で激走し、勝ち越しのホームを陥れた。第3打席は左飛。7回2死で迎えた打席で右中間への豪快弾を放った。待望の一発にベンチに戻る際にはチームメートからひまわりの種をかけられる手荒い祝福を受けた。

 これまでのメジャー6年間で、第1号が最も遅かったのは2022年の31打席目(出場8試目)。9試合41打席目での一発は自己最長となった。試合後のインタビューでは、「なかなか調子が上がってこなかったので。焦る気持ちを我慢しながら。自分のスイングをしようってことに努めてはきたので。1本出てよかったなと思います」と安堵した。

 試合前にはデーブ・ロバーツ監督ともコミュニケーションをとった。「ウィル(アイアトン通訳)さん含めて、本当に『まずは自分らしくそれだけでいい』という風に言っていただけたので、それで気持ちが楽になりました」と感謝した。

 メジャー通算172本塁打とし、松井秀喜氏の持つ日本人最多175本塁打にあと3本に迫った。「毎回、これだけ多くのファンが入ってもらって、すごくやりがいというか。エナジーをもらっているので。それをまず自分の力に変えて。今後も頑張りたいなと思います」と意気込んだ。

(Full-Count編集部)

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