阪神4番に起きた異変、激減した「.083」 リーグ最悪も…大不振を抜け出せるか?

阪神・大山悠輔【写真:小池義弘】
阪神・大山悠輔【写真:小池義弘】

阪神はリーグワーストのチーム打率.218と打線が機能せず

■広島 1ー0 阪神(11日・甲子園)

 阪神は11日、本拠地で行われた広島戦に0-1で敗れ、5位に転落した。相手先発・大瀬良らカープ投手陣の前に4安打に封じられ今季3度目の零敗。リーグワーストのチーム打率.218と打線が機能しない状況だが、深刻なのは不動の4番・大山悠輔内野手だ。

 初回2死二塁で迎えた第1打席では、強烈な打球を飛ばすも左翼・秋山が背走キャッチを見せ先制打を阻まれた。4回の第2打席は右飛、6回2死三塁の第3打席は際どいコースに自信を持って見逃すも三振。9回の第4打席はワンバウンドするフォークに空振り三振に倒れ4打数無安打に終わった。

 日本一に輝いた昨季は143試合全てで「4番」に立ち続け、打率.288、19本塁打、78打点の好成績をマーク。勝負強い打撃もさることながら、リーグ最多の99四球を選び最高出塁率(.403)のタイトルを手にしていた。だが、今年は開幕前に怪我もあり、ここまで本調子にはほど遠い状況だ。

 開幕からここまで12試合に出場し、打率.182、0本塁打、2打点と大不振。選んだ四球はわずか4個で、昨年.158だった四球率は.083と低下している。明らかなボール球に手を出す場面も見られ、直近5試合で11三振を喫し、リーグワーストの18三振と積極性も空回りしている状態だ。

(Full-Count編集部)

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