「どうしてまだ仕事があるんだ?」 再燃した“誤審”3連発…引退表明で浮かぶ悪名
メジャーリーグのヘルナンデス審判員が現役引退と報道
メジャーリーグのエンゼル・ヘルナンデス審判員が28日(日本時間29日)に引退すると、米紙「USAトゥディ」が27日(同28日)に関係者の話として報じた。これを受けて米国内ではヘルナンデス氏の判定を揶揄するような声が再燃している。
ヘルナンデス氏を巡っては、近年は際どいジャッジで度々話題となっていた。今季も4月4日(同5日)にはタイガース-メッツで打者が死球をアピールした一投をファウルと判定し、疑問の声が殺到したこともあった。
さらに球審を務めた4月12日(同13日)のヒューストンで行われたアストロズ-レンジャーズで4回にワイアット・ラングフォード外野手が喫した見逃し三振が話題に。JP・フランス投手が2ボールから投じた3球はいずれもボールゾーンに。ヘルナンデス氏はいずれもストライクとコールし、見逃し三振となった。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式X(旧ツイッター)に「3連発か、エンゼル?」と“問題”のシーンの映像を投稿。別のメディアも当時「エンゼル・ヘルナンデスはどうしてまだMLBの審判をしているのか?」と伝え、NY紙「ニューヨーク・ポスト」では実況アナウンサー、デーブ・レイモンド氏が「どうしたっているんだ?!」と絶叫したと報じた。
ヘルナンデス氏の判定に対し「何でこんなに目が悪いの?」「球審をやる気がぜんぜんなさそう」「今まで見た中で最悪の判定かもしれない」「リーグ最悪の審判」「恥ずかしいことこの上ない」「彼は本当に醜い」「少なくとも彼は一貫している。一貫して悪い審判」「どうしてまだ仕事があるんだ?」「彼は私たちを煽っているのではないかと時々思う」と辛辣なコメントが相次いでいた。
ヘルナンデス氏は1961年生まれの62歳。1993年にメジャーリーグの審判員となり、球宴で3度(1999、2009、2017)、ワールドシリーズでも2度(2002、2005)審判を務めた。