連勝中に離脱、新人台頭…リハビリは「心折れそうに」 復帰1号で思い出した“光景”

中日戦で本塁打を放ったロッテ・藤岡裕大【画像:パーソル パ・リーグTV】
中日戦で本塁打を放ったロッテ・藤岡裕大【画像:パーソル パ・リーグTV】

ロッテ藤岡は右肩痛から14日に再昇格、復帰2戦目で貴重な3号2ラン

■ロッテ 10ー0 中日(15日・ZOZOマリン)

 ロッテの藤岡裕大内野手が15日、ZOZOマリンスタジアムで行われた中日戦で貴重な追加点となる3号2ランを放った。右肩痛で約1か月戦線を離脱し、14日に1軍に戻ってきたばかり。「心折れそうになった」というリハビリ生活から復活を果たし、待ちわびた声援を一身に浴びた。

「ここでプレーできるのは気持ちいいなって思います。怪我をしてリハビリ期間は苦しかったけど、ここに戻ってくるという強い思いで過ごしていました」

 右肩痛のため5月19日に登録抹消。14日に再昇格し、即スタメン出場を果たすと、4打数1安打だった。この日は「2番・二塁」で第1打席に左前打。さらに1-0の5回2死一塁から、メヒアの直球を右翼席まで運んだ。

 1か月の離脱は想定通りだったというが「3月から毎月怪我をしていた。焦りはありました」と本音を明かす。最初はバットを振ることもできない日々。1軍は2005年以来、19年ぶりの11連勝も成し遂げた。そこにいることはできなかったが、再び戦いに加わることだけを強く思い、辛抱強くリハビリを続けた。

 また自身の離脱中には、大卒4年目の小川龍成内野手が二塁で出場を重ねた。26歳の奮闘に「龍成が本当に頑張っていましたし、ああいう少ない、与えられたチャンスをものにできるのは素晴らしいことだと思います。それに自分も、そういうひたむきな気持ちはもう一回大事にしないといけないなと思いましたね」と心境を明かす。後輩からも刺激を受け、ひと回り大きくなって帰ってきた。

 連敗を5で止め、吉井理人監督の通算100勝をお膳立てし「届けることができて良かった」と笑った藤岡。背番号7の帰還は、チームの再浮上の合図となる。

【実際の映像】ZOZOマリンが揺れた ロッテ藤岡の“復帰1号”完璧弾

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