3年かけて掴んだ“初勝利” 感じる若月、森の凄み…福永奨「まだまだ勉強を」
オリックス・福永奨【写真:北野正樹】オリックス・福永奨が掴んだ“初勝利”…「1試合で判断される立場」
ベンチで見続けた光景を、体現してみせた。オリックス・福永奨捕手は、15日に行われたヤクルト戦(京セラドーム)に「9番・捕手」で今季初のスタメン出場し、プロ3年目での“初勝利”に突き進んだ。
「やっと1軍で勝てたことは僕自身もうれしいです。若月さん、森さん、石川さん、頓宮さんがいて……。超えていくには、僕自身も1試合1試合が勝負。1試合にかける思いはものすごく強いです」
球界屈指の捕手陣を誇るチームで、福永は鍛錬を積んでいる。福永は2021年ドラフト3位でオリックスに入団。新人年は2軍で84試合、昨季も104試合に出場して多くの経験を積むと、今季は開幕1軍入り切符を掴むなど“着実”に成長を遂げている。
生きたフォーム変更は「続けてやっています」
7回までに10安打を許して2失点。「慎重になり過ぎた部分がありました」と反省を口にする。「ただ、僕としては今年初めてスタメンの試合で“最低限”の仕事はできたかなと思います。ヒットはたくさん打たれましたけど、最少失点で抑えられた。次に使ってもらえた時には、慎重さと大胆さのバランスを考えていきたいなと思います」と前を向く。
1点を追う3回の攻撃では先頭で打席に入って左安打を放った。「1打席が必死なので。ああいう場面で塁に出れて、他の選手が繋いでくれて感謝しかありません」。その後に西川の3ランが飛び出すなど一挙4得点。逆転の口火を切った一打には「変化」があった。
右打席で構える際、左足を三塁側に少し開く「オープンスタンス」に変更したばかりだった。「1軍に昇格する直前に、高橋信二打撃コーチと話して。無駄な動きがないように『ちょっとやってみようか!』という話になったんです。バットの角度を気にしつつ、続けてやっています」。欲しいタイミングで成果が実った。
(真柴健 / Ken Mashiba)