今永昇太「僕も同じ考え」 7回ノーノーも95球降板…指揮官の決断に“納得”
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「今年1年間、健康な状態でシーズンを過ごすことが大事」
【MLB】カブス 12ー0 パイレーツ(日本時間5日・シカゴ)
カブスの今永昇太投手は4日(日本時間5日)、本拠地・パイレーツ戦で7回無安打無失点と好投し、今季12勝目を挙げた。チームは継投によるノーヒットノーランを達成した。今永は「今年1年間、健康な状態でシーズンを過ごすことが大事。(監督は)次の試合も、その次の試合もいい状態を保ってもらいたいと。僕も同じ考え。監督に従う形で降板しました」とカウンセル監督の決断に理解を示した。
走者を出しながらも粘った。2回は2四球、6回は味方の2失策で得点圏に走者を背負ったが、いずれもピンチを脱した。7回95球(ストライク66球)を投げて無安打無失点。7奪三振2四球だった。「7回無失点だったら監督はいつも笑顔で寄ってくるんですが、深刻そうな表情だったので。そこで知らされました」と話した。今季の思い出ランキングでは「3位くらい」と順位づけ。報道陣の笑いをとった。
8回はピアソン、9回はヘッジスが無安打でつないだ。ノーヒットノーランは球団史上18度目。継投ノーヒッターは球団2度目で、2021年6月24日(同25日)のドジャース戦以来だ。今永は「先発投手の自分より、リリーフの方が難しい。守ったみんなにリスペクトの気持ちがあります」と敬意を示した。日本投手が1年目に12勝を挙げるのは2023年千賀滉大(メッツ)に並んで日本人歴代7位だ。
まだ余力を感じさせる中での降板となっただけに物議を醸した。カウンセル監督は「100%ショウタの(体調に)大事をとったからだ。私たちは、彼に正しいことをしたかった。(代えることは)楽しくないことだ。だけど、今後どうなるかわからないから、選手の健康を優先した」と話した。
(Full-Count編集部)
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