ダルビッシュ、日米通算201勝 野茂英雄に並ぶ日本人2位、114日ぶり今季5勝目
5月20日に日米通算200勝達成…114日ぶりに勝利投手
【MLB】パドレス 7ー3 マリナーズ(日本時間11日・シアトル)
パドレス・ダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、敵地で行われたマリナーズ戦に先発。5回63球を投げて7安打2失点、無四球5奪三振で今季5勝目を挙げた。これで日米通算201勝(NPB93勝+MLB108勝)。野茂英雄に並び歴代2位タイに浮上し、黒田博樹の最多203勝まであと2勝としている。
再三のピンチを多彩な変化球と好守で切り抜けた。初回にカル・ローリー捕手に先制ソロを許し、2回も被弾。毎回安打を浴びる苦しい展開だったが、3回は無死一、二塁から2つの三振を奪って窮地を脱した。4回には二塁を狙った走者を、フェルナンド・タティスJr.外野手が好返球でアウトに仕留めるファインプレーも光った。
MLB公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」によると、この日のダルビッシュはスライダー、スプリッター、スイーパーなど8球種を投げ分け、最速は95.9マイル(約154.3キロ)を計測した。剛柔を使い分ける投球でマリナーズ打線の反撃を退けた。
早々に2点を失ったが、打線がエースに応えた。3回にタティスJr.外野手が逆転3ランを放ち、5回にはマニー・マチャド内野手が球団新記録となる通算164号2ランで追加点を挙げた。その後も得点を加えてリードを広げた。
5月19日(同20日)の敵地・ブレーブス戦で7回2安打無失点、9奪三振の好投で今季4勝目をマーク。この試合で日米通算200勝を達成した。しかし、7月6日(同7日)に制限リスト入りし、8月23日(同24日)に負傷者リストに移行。4日(同5日)の本拠地・タイガース戦で98日ぶりに復帰した。復帰登板は2回2/3を63球、4安打3失点で勝ち負けつかずだったが、2登板目で114日ぶりの勝利を手にしている。
(Full-Count編集部)