大谷翔平がいるのに…ド軍を覆う不吉な「5/27」 最高勝率でも“意外な”米メディア評価

ドジャース・大谷翔平(左)とデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平(左)とデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

米メディア記者27人がポストシーズンを予測

 MLBでは10月からポストシーズンが開幕。ドジャースの大谷翔平投手はともにリーグトップの54本塁打、130打点マークするなどチームの地区優勝に貢献した。ドジャースは5日(日本時間6日)からパドレスとの地区シリーズに臨むが、米メディアによれば記者27人のうちドジャースがパドレスを撃破すると予想しているのは5人だけだという。

 米スポーツ局「ESPN」が1日(同2日)に掲載したもので、「私たちはMLBのエキスパートである弊社の記者やリサーチ班、放送局関係者など27人に(プレーオフの)予想を伺った」と記事を掲載。パドレスのナ・リーグ地区シリーズ突破を予想したのが22人に対し、ドジャースは5人だった。

 ドジャースを選んだ、同局でアナリストを務めるティム・クルクジャン氏は「ドジャースの先発は不安定だけど、それはシーズンを通してのこと。それでもナ・リーグ西地区を制覇した。オオタニ、ベッツ、フリーマン、テオスカー・ヘルナンデス、スミスとスター選手が揃った上位打線は破壊力がある。忘れられない2024年シーズンとなったオオタニは、(今年)全ての希望を叶えたように見える。彼は今、ポストシーズンのスターになりたいのだ。なるだろうし、ドジャースの打者で輝くのは彼だけではない」と根拠を語った。

 記事ではワールドシリーズを制覇する球団予想も掲載。13人がフィリーズで最多。次にパドレスが7人で、ドジャースは1人だった。パドレスを推す記者のなかには、ドジャースの地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で解説を務めるジェシカ・メンドーサさんも含まれていた。

 ドジャースの世界一を予想した同局のデビッド・ショエンフィールド記者は「彼らはショウヘイ・オオタニがいて、他は(大谷が)いないから」と明言。さらに「先発投手は懸念だけど、それでもこのチームはMLBで最高勝率を挙げた。怪我人が続出したが、8月は19勝8敗、9月も16勝10敗。ペースダウンしたようには思えない。ブルペンも層が厚く、強力で、(ブルペンの存在が)ポストシーズンを制覇する要因になるだろう。そして、彼らにはショウヘイ・オオタニがいることを言及しただろうか?」と述べていた。

 一方でパドレスの世界一を予想した同局のオールデン・ゴンザレス記者は「(ディラン・シーズやマイケル・キングなど)圧倒的な先発投手を獲得し、得点パターンが多彩で途切れない打線、そしてブルペンも圧倒的。パドレスの層は厚く、バランスがいい。一番大事なこの時期に、(選手は)比較的に健康だ。この2か月はどのチーム相手でも、打ち負かせるような戦いぶりだ」と自信をのぞかせていた。

 今季のメジャーを締めくくる熱い10月はもう始まっている。

(Full-Count編集部)

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