山本由伸が掘り起こした115年前の記録 新人では史上3人目…ド軍が感謝した快投

パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

勝てば生き残るPOの試合で、5回以上無失点は球団史上5人目

【MLB】ドジャース 2ー0 パドレス(日本時間12日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手は11日(日本時間12日)、本拠地で行われたパドレスとの地区シリーズ第5戦に先発。5回63球を投げ2安打無失点2奪三振の好投でチームをリーグ優勝決定シリーズに導いた。米メディアによると、プレーオフにおいて勝ったチームが生き残る試合で5回以上を無失点に抑えたルーキーは3人目になるという。

 第1戦では3回5失点と打ち込まれた山本が、鮮やかなリベンジ見せた。5回を無失点。3回に2本の安打で1死一、二塁のピンチを背負ったが、プレーオフ絶好調のフェルナンド・タティスJr.外野手を三ゴロ併殺打に打ち取った。4、5回は3者凡退で抑え、勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。試合は2-0で勝利。白星を手にし、笑顔で歓喜の輪に加わった。

 MLB公式のサラ・ラングス記者はX(旧ツイッター)を更新。勝ったチームが生き残るポストシーズンの試合で、5回以上を無失点に抑えたのはドジャースの投手で5人目と伝えた。1955年ワールドシリーズ第7戦のジョニー・ポドレス(完封)、1965年ワールドシリーズ第7戦のサンディー・コーファックス(完封)、1981年地区シリーズ第5戦のジェリー・ロイス(完封)、1988年地区シリーズ第7戦のオーレル・ハーシュハイザー(完封)に続いて36年ぶり5人目の快挙となった。

 同記者はさらに、勝ったチームが生き残るポストシーズンの試合で、5回以上を無失点に抑えた新人投手を紹介。1909年ワールドシリーズ第7戦のベーブ・アダムズ(完封)、今年のワイルドカードシリーズ第3戦のトビアス・マイヤーズ(ブルワーズ、5イニング)に続いて3人目になるという。26歳右腕の歴史的快投だった。

(Full-Count編集部)

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