大谷翔平「大きく変えることではない」 走者なしで19の0も…第3戦前に意気込み
ポストシーズンは打率.222、1本塁打、5打点
ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地で行われるメッツとのリーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)を前に会見を行った。1勝1敗のタイで迎える16日(同17日)の第3戦へ向けた意気込みを語った。走者なしでは19打数無安打となっているが「やること自体はずっと変わらない。シーズン中からずっと言ってきてることではあるので。それ自体を大きくかえることではない」と強調した。
大谷は前日14日(同15日)の第2戦で「1番・指名打者」で先発出場。3打数無安打2四球で2試合ぶりのノーヒットに終わった。ポストシーズンでは27打数6安打の打率.222、1本塁打、5打点。5日(同6日)のパドレスとの地区シリーズ第1戦で1号3ランを放ったが、ここ6試合ノーアーチとなっている。
ポストシーズンでは得点圏打率.800(5打数4安打)を記録。6安打は全て走者を置いた場面で放ったものだ。一方で、走者なしでは19打数無安打となっている。会見では状況別での打撃について「(相手の)攻めに関しては気にしていない。どの攻めでもやることに変わりはないので」と言及した。
また、打てない時にメンタルに影響があるのかと問われると「結果はもちろんそうですけど、フィーリング、自分の感覚が一番なんじゃないかな。感覚が良くて結果が出ていないときは運の要素が強かったりするので、そこは除外する。結果が出てない要因として感覚が悪いのであれば、そこは修正する必要があるので、そこは練習する。それを取り戻すいい方法がフィジカルの場合もあるので、どこが原因かは解明する必要があるかなと」と“独自”の考えを明かした。
ポストシーズンの三振率37.5%はレギュラーシーズンの22.2%に比べて増加している。一方で大谷自身は「ストライクゾーンの管理に関してはそこまで大きくズレてはない」と強調。「どちらかというと、ストライクゾーンに来てスイングした時にファウルになる、ポップフライになるというのが自分の傾向としては強いと思うので。ストライクゾーンの管理というよりは、ストライクゾーンに来た時のアプローチのほうかなと思います」と修正点も口にした。
また、今季メジャートップの58本塁打&144打点のアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)をはじめ、過去の偉大な打者もポストシーズンになると結果が出ないこともあった。大谷は「そういう選手たちと自分が一緒かは分からない」とし、自身が初のポストシーズンであることも強調した上で「相手の投手もそのチームの中のトップの選手ですし、レベルの高い投手の中からヒット、ホームランを勝ち取るのは難しい作業」と、大舞台で結果を残す難しさを口にした。
さらに「そういう選手たちは一番ケアされるポジションにいるのでなかなか難しい。僕は初めてなので、今のところは、自分のやれることを精一杯やりたいとう気持ちで戦ってるので。明日に向けて、終わった試合は最後に振り返ればいいと思ってる。明日に切り替えて頑張ればいいかなと思っています」と視線は先を見ていた。
メッツは16日(同17日)の第3戦でルイス・セベリーノが先発する。昨季までヤンキースに所属していた右腕との今季対戦はない。通算での対戦成績は6打数3安打の打率.500、1本塁打、1打点、2四球。1年目の2018年4月27日(同28日)に右越え4号ソロを放っている。
(Full-Count編集部)