屋根はボロボロ…レイズ本拠地に“黄色信号” 地元記者は悲観、来季開幕は絶望的か
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レイズは来季開幕が3月28日も…
未曾有の天災による余波がメジャーリーグにも及びそうだ。9日(日本時間10日)にフロリダ州西岸に上陸したハリケーン「ミルトン」は数多くの家屋を破壊し、同州に本拠を構えるレイズのトロピカーナフィールドも被害を受けた。地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者によると、2025年の開幕戦までに同球場の復旧は目途が立たないという。
トロピカーナフィールドは「ミルトン」の影響で、屋根の大部分が吹き飛び、骨組みがむき出しの悲惨な状態になった。グラウンドやスタンドには破れた屋根が飛散。トプキン記者は15日(同16日)、「トロピカーナフィールドの損害を受け、レイズは2025年にどこでプレーするのかが、数多くある問題のうちの1つだ」と題した記事を寄稿。「唯一確実なことだと思われるのは、レイズが2025年の開幕戦を予定通りの3月27日(同28日)にホームで迎えることができないこと」と綴った。
ハリケーンの影響で、いまだに球場への立ち入りが制限されているという。レイズの来季開幕戦は本拠地でのロッキーズ戦が予定されているが、間に合わない可能性が高いとのこと。
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レイズは2023年9月に総額13億ドル(約1820億円)の新球場建設計画を発表した。トロピカーナフィールドの近くに新球場を建設する計画だが、開場は2028年の予定で、来季開幕には当然間に合う見込みもない。代替案としては、スプリングトレーニングでの本拠地であるポートシャーロットの球場や、ブルージェイズがスプリングトレーニングで使用する「TDボールパーク」も検討される可能性があるとのことだが、まだ進捗はないようだ。
(Full-Count編集部)
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