ド軍、宿敵から“大物獲得”か 9月に失職→再復帰、米記者報道「理に適う」
「ジ・アスレチック」が報道…2014年オフから2018年までド軍在籍
また“大物”が世界一軍団に加わるかもしれない。ドジャースが元GMで9月までジャイアンツの編成本部長を務めていたファーハン・ザイディ氏と復帰に向けて交渉中であると、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が3日(日本時間4日)、リーグ関係者の情報として報じた。
ザイディ氏はアスレチックスの編成本部で長らく活動し、2013年には編成本部長とGM補佐に昇格。2014年オフにドジャースのGMに就任した。その後、2018年オフから同地区ジャイアンツの編成本部長となり、2021年には球団歴代最多107勝をあげるチームを作り上げ、ドジャースの連続地区優勝を8でストップさせた。
しかし、2021年以外は勝率5割が最高。今季は80勝82敗で西地区4位沈み、9月30日(同10月1日)に解任が決定した。後任にはジャイアンツ3度の世界一に貢献し、2012年にMVPに輝いた元捕手のバスター・ポージー氏が就任となった。
「ジ・アスレチック」は「ジャイアンツはショウヘイ・オオタニやヨシノブ・ヤマモトの争奪戦を含め、たびたび(スター選手獲得において)蚊帳の外にいることに気づいた。ジャイアンツは昨オフにスター三塁手のマット・チャップマン、サイ・ヤング賞2度のブレイク・スネルを獲得したものの、シーズンは80勝82敗に終わった。そして、スネルはドジャースと5年総額1億8200万ドル(約273億円)で契約を結んだ」と、昨年の補強が実を結んでいなかったことを指摘した。
一方で、ドジャースとザイディ氏の契約は成立しておらず、フロントオフィスでの役割は不明としながらも、ドジャースGM時代の4年間で結果を出したことから「ドジャースへの復帰は理にかなっている」と指摘。“補強”がプラスに働くのではと見ている。
(Full-Count編集部)